夢日記3
1991/09/29〜

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1991/9/29

私はもう寝ようと思って、二階に行こうとした。
玄関のドアが開きっぱなしだったので、(不用心な)と思って閉めた。
そのとたん後ろからはがい締めにされた。
私は縛られ動けなくなった。
叫んでも声は出ない。目だけは見えた。
私は何本ものピアノ線がつるしてある部屋に連れていかれた。
私はその機械の上に乗せられ、ピアノ線で体を切断されていった。
最後にはミキサーのような機械に入れられ、切られ、つぶされ、ミンチになった。
悲しかった。

私は部屋から逃げようとした。
ちょうど象に乗ったこじきが通りかかったので、私は乗せてもらおうと声を掛けたが
こじきは無言で指を差して行ってしまった。
私は走って追ったが追いつけず、後ろから敵が来たので小屋に隠れた。
しかし頭上からやりがたくさん降ってきた、その上小屋に火をつけられた。
私は捕まった。王子がじきじきに私を王のところまで連行した。
王の前で、私は罪を問われた。
私は王子の母としてれっきとした態度でのぞんだ。

コメント
ミンチは嫌ですねえ。これは殺される夢でも特に怖かったものです。
後半の方は、なんでしょう? 私は王子の母、ということは王妃だったのでしょうか。
いったいどんな罪で追われていたのやら。


1991/10/3

私は限りなく愚かなのび太だった。
エンパイヤステートビルを探し乗り込んだ。
これで世界は私のものだと思って、右手からソーラーレイを発射し街を焼き尽くした。
しかしドラえもんらの反対派に襲われ、だめにされた。

コメント
…悪ののび太ですか。
しかし、「ドラえもんらの反対派」にはしずちゃんは入っていたのでしょうか。


1991/1O/13

私は教室の後ろから授業をみていた。
まずテストの答案が返され、それから授業が始まった。
生徒全員馬に乗り、その場で走った。
一番後ろの列の右端の馬に乗った子は、何度も答えを間違えて、馬ごと転倒し、
死んだふりをしてはまた起き上がっていた。
見ると、その馬だけは他のと違い、六本足の馬だった。
やがて授業が一段落すると、他の生徒たちはその馬を取り囲んでいっせいに馬鹿にしはじめた。
英語の歌などを歌ってみんなでいじめていた。
するとその六本足の馬は突然すごいスピードで走り出し、こちらに突っ込んできた。
みんなは「逃げろ!」と叫び悲鳴を上げた。
馬は周りの生徒を蹴散らしながら、こっちに向かってくる。
私は(あの馬を止めれば有名になれる)と思い、突っ込んでくる馬の正面に立って「印」を結んだ。
とても恐ろしく、逃げたかったが踏みとどまった。
右手を「上」左手を「下」の型にして組んだ。
この印の魔カで馬を止められる、と信じていたが
その反面(こんなもんで本当に止まんのか?)とも思っていた。
が、しかし馬はゆっくりとスピードを落とし、私の前で止まった。
私は「よしよし」と馬をなでた。周りの人々は警いていた。

私と友人は歩いて下校するところだった。
その友人には三才になる子供がいて、六本足の馬とも仲がよかったが、
三才なので馬を引き取ることはできない、と言った。
私は馬を引き取りたいと申し出た。
私の故郷のあの、広大な大草原でなら馬を育てられるだろう、と私は頭に思い描いた。
そして私は言った。「その子が八才くらいになって馬を引き取れるようになったら迎えに行こう」と。
それからもう一人の友人が来て、私に相談した。
彼は「冒険」と「探検」の違いは何か?と私に聞いた。
私は答えた。「探検」は冒険と違い人間的できたならしくずるい。
友人は「まあ、はっきりいえばな・・」とうなずいた。
その友人はパーティを組んでいつも冒険に出掛けている。
友人は「オレのパーティに二千年以上生きている奴がいるんだが・・」と言ったので、
私は「アンデッドだろう?」と聞き返した。
友人は「いや、そうではなく・・」と言いかけたとき、後ろから敵がきた。
一斉にオノや弓矢を射かけてくる。
友人は慌てた様子もなく「こういう場合、我々は何故か絶対に死なないんだ。
敵を思いっきり引きつけて・・そして敵の後方にワープするんだ」と言った。
私は(ズルイ!それじゃ冒険じゃなくて探検じゃないか)と思った。
しばらく逃げると前方にやっと私達の城が見えてきた。
堀にかかる橋を渡って城に入るため走るが、みんなは足が速く、私をおいて城に入ってしまった。
敵が迫ってくる。
私はどうしようと思いながらも、川を渡って城の城壁の前まできた。
すると私達の崇拝する女王の声が響いてきた。
「城壁のワープ排水口へ逃げなさい」
わたしはためらわず、それらしき穴に入った。
穴のなかを奥へ奥へとはいつくばって進んだ。
私はてっきり城のなかに入れてくれるものと思っていたのだが、
女王は「そのまま待つのです」と言った。

コメント
ファンタジー系、といっていいのでしょうか。
馬に乗った授業、下校途中での友人たちとの会話、そして敵の襲撃、
と一応話としては破綻なくっながっていますが・・。
しかし「私の故郷の広大な大草原」とは、いったいどんな故郷なんでしょうか。


1991/11/2

『ある屋敷に住まう女が、男のところへやって来て、そのことについて言うのだが、
男は今までどおり女のいうことを信じようともせず全く耳を貸さなかった。
女は手紙を男に渡した。それは今は亡き父が彼女宛に書いたものだった。
男ははじめは詰まらなさそうに手紙を読んでいたが、しだいに目を見開いていった。
手紙の内容はこうだった。

「当時戦時中であったとき、私(彼女の父)は敵兵士から逃れるために、
そのとき二人いた娘、姉妹の妹のほうの腹を切り、内臓をすべて取り出し、
なかに綿を詰めて人形として兵士に抱かせたのだ。
姉のほうも一度は内臓を取り出したものの、しのびなくなりまた体のなかに内臓を戻した」

そのときの姉が、今ここにいる「女」すなわち私なのだった。
私は手紙を読みおえた男に向かっていった。
「あなたがそのときの弟なのです」と。』

こんな話を思いつき、私は「これは短編だけれども傑作だ」と思った。
さて、私はここから20キロほど離れた店に行こうかと考えたが、
あたりはもう真っ暗だし、この内臓の話を思いついたのが妙に怖かったので、そのまま家に帰った。
自分の部屋に戻ると、さっそく体の自由がきかなくなった。
いくつもの冷たい手が私の体を撫でるような感触を、私は気持ち悪くも、何故か心地よく感じていた。

コメント
怖いですね。
夢のなかで、内臓の小説を思いつくのもそうですが、これが夢だとわからぬまま家に戻り、
動かない体に冷たい手がはいまわるのも金縛り以上に不気味なものがあります。
さて、この11/2の夢はまだ続きます。何と2部構成!しかも二本目は大長編。
それではひきつづきどうぞ。


1991/11/2

私はケーキ屋に勤める女だった。
あるとき何人かの不審な客が来て、
「大使館のものだが、あそこで食うケーキがほしい」と言って、ガラスケースをのぞいていた。
私は不審に思い見ていると、
男たちはガラスケースにビニールテープをX印にして何箇所かに貼り、そこへ何かを埋め込んでいた。
男たちが素早く立ち去ろうとするので、私は慌てて天井を壊し、天井裏に登った。
そのとたん下で爆発が起こった。
私は敵が私を狙っていることを知った。
私は見つからぬよう素早く天井裏を移動した。
敵の男たちは時々天井を突き破って顔を出して撃ってきた。
私はその顔の出たところをねらい撃つ。

仲間が集まった。
私に思いを寄せているゴリラや、私の愛する「ジョーちゃん」など。
ゴリラは悲しそうにいった。
「やい、ジョーちゃん。彼女を悲しくさせたらお前を殺す」
私はゴリラに「ありがとう」と言って、何度もキスをした。
それからゴリラは一人戦いにいった。
ゴリラの前に一人の兵士とヘリが立ちはだかった。
兵士は味方のヘリを背に勝ち誇ったようだった。
ゴリラに向けてマシンガンを撃った。ゴリラは全く動かない。
突然ヘリがバズーカで撃たれ吹っ飛んだ。
ゴリラはそれを待っていたように、兵士を撃った。兵士もゴリラを撃った。
兵士は死んだ、がゴリラも体に何発も弾をうけ血みどろになって死んでいた。
我々はその隙に適地に進入した。

つがいのいなくなった雌犬は悲しそうに、それでも先導役をはたした。
我々は見つからぬよう隠れながら進んだ。
犬たちが穴を掘り、我々はそこから侵入した。
穴の出口に来たとき、先頭の元敵兵士で今は我々の仲間である男が、
敵の上官たちが建物の窓からこちらを見て笑っているのを見た。
穴の出口には大量の爆弾がしかけてあったのだ。
我々は急ぎ、穴の奥へと戻った。爆発した。
なんとか命はとりとめたが、捕らわれているランボーを救い出すのは簡単にはいきそうになかった。

一方、私は捕らわれたランボーだった。
ちょうど今、敵兵士たちが、私の武器だった鉄の弓を分解してはりつけ台を作っていた。
私は抵抗する気力もなく、そばではりつけ台の完成を待った。
大体組み立ては終わり、今度は色を塗っていた。
色を作る男が「どうしてもオレンジを使いたい」と言って、緑と黄色を混ぜていた。
それは電動の回転する鉄の筆のような機械だった。
混ぜていると、毒素の煙が立ちのぼり、私にふりかかった。
私は咳き込んだ。男はかまわず混ぜに混ぜた。
するとオレンジ色が吹き出して、他の12色全てがオレンジ色になってしまった。
そのとき、私の師であるX博士がとびこんできた。
彼はまずバズーカ兵を素手で叩きのめした。
それから怯えきってロケット砲を構える兵士にじりじりと近づき、ぶちのめした。
マシンガンや拳銃を奪い、助けられた私は博土の後に続いた。
私が銃を撃つと、私の顔なじみの兵士たちは「やめてくれえ」と叫んだ。
私はそいつらを殺すのもしのびなく、そのまま脱出した。
博士と私は走りながら銃を撃ち、敵基地の出口を探した。
敵兵士はものすごい数で、撃っても撃っても次々に別の兵士が現れた。
私と博士は撃ちまくった。

私はいつの間にか、敵の銃弾に当たらぬよう、ひざで走りながら銃を撃つやり方を覚えていた。
それが悪かった。
博士たちはいつの間にか私をおいて先に行ってしまった。
私は慌てて後を追った。前方で敵兵士が縄を張っていた。
飛び越えようと私がそれをまたごうとすると、敵はそのとたんなわを高くはった。
私はなわに足をとられた。ぞろぞろと敵兵土が私を取り囲む。
私は「もうだめか」と地面に寝そべった。
しかし、どうやら敵には私の姿は見えないようだった。
敵は探知部隊と称するなわを張って歩く兵士を何人もつれていた。
私は彼らのなわにかからないよう、できるだけ地面に体を付けて、なわをかいくぐった。
兵士たちはボスに「ここにはいないようです」と報告していた。
私は「今のうちだ」と地面を這ったまま移動した。
しかし、背中のバッグがなわに引っかかってしまった。
敵はついに私を発見した。
私は飛び起きて銃を撃ちながら逃げようとした
敵のボスが追ってきて私に言った。

「ルパン。次元を殺されてもいいのか」

私は言葉に詰まった。敵のはったりなのか、それとも・・。
敵はこちらに銃を向けている。
私はワルサーP-38を抜いて撃った。
ボスはそれをなんなくかわした。
ボスも撃ってきたが、私も体をひねってよけた。
私は撃った。ボスがかわす。ボスが撃ち私がかわす。

そうこうするうち、私の前にはボスともう一人、例の殺し屋がいた。
殺し屋は銃を向けながら言った。
「X博士は捕らえたよ。奴は実は女だったよ。
奴に吐かせるために、いい思いをさせてもらったよ。
死んだときにも酸素は検出されなかった」
私はそれを聞いて怒りに震えた。
こいつらを皆殺しにしてやるわ、と思った。

コメント
最初はケーキ屋の女。敵がやってきて、仲間のゴリラとジョーちゃんが集まり、
ゴリラが死に、雌犬と元敵兵士の案内で敵基地へ。
捕らわれのランボーを助けるため?
それからランボーとなった私はX博士の助けで脱走。
追い詰められたところで終わってますが・・
ううむ、でも敵のボスが「ルパン」とこっちを呼んでますけど・・?。
長いわりには結末がない。ま、夢ですから。
しかし、これが後半の二本目とは・・。朝起きてぐったりするのもこれでは当然ですねえ。
それからどうでもいいことですが、「緑と黄色」を混ぜてもオレンジにはならないと思うのですが・・

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