メタル/プログレライブアルバム傑作選
ライブアルバムには、スタジオ作品とはまた違った魅力がありますね。
生の演奏ならではの熱気と迫力、とくにそのバンドの全盛期におけるライブパフォーマンスは
バンドの代表作となるほどに素晴らしいものが生まれることがあります。
そのステージかぎりの一瞬のきらめき、溢れ出す熱気と大歓声、奇跡的なアドリブ…
それらを封じ込めたライブアルバムの中でも、ここでは傑作と呼べるだけのものを厳選したいと思います。
2007.7.19
緑川 とうせい
プログレ傑作ライブアルバム 14+11
EL&P 「Ladys & Gentlemen」
エマーソン・レイク・アンド・パーマーのライブアルバム。
個人的に言うなら、ELPの代表作は、タルカスでも頭脳改革でもなく、本作である。
アルバムでのクラシカルなキーボードロックはそのままに、ライブでの彼らは
凄まじい勢いに満ちており、たった3人とは思えない音圧で聴き手を圧倒する。
“聖地エルサレム”から始まり、代表曲である“タルカス”“悪の教典”と、CD2枚にわたって
アドリブを含んだ濃密な演奏が楽しめる。バンドの絶頂期ライブというのはこれほど凄いのだ。
メロディアス度・・8 キーボー度・・10 ライブ演奏・・9 総合・・9 Amazon.co.jpで詳細を見る
YES 「YES SONGS」
イエスのライブアルバム、2枚組。1973作。
名作「危機」など、アルバムにおいては緻密なサウンドが際立つ彼らだが、やはりライブにおいても緻密である。
ジョン・アンダースンの高音ヴォーカル、スティーブ・ハウのセンス抜群のギターフレージング、
正確無比のビル・ブラッフォードのドラム、そしてリック・ウェイクマンのクラシカルなキーボードプレイ。
初期の名曲を網羅し、それを最高の演奏で再現したこのライブ作は、バンドの代表作とも言える完成度で
実際、YESがさほど好きでなかった自分をして、このバンドを再評価するきっかけともなった。
それだけの見事なライブ演奏。孤高のメロディアス、シンフォニックロックがここで聴ける。
メロディアス度・・9 シンフォニック度・・9 ライブ演奏・・10 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
KING CRIMSON 「USA」
キング・クリムゾンのライブアルバム。1975作。
もともとは海賊盤対策として発表されたアルバムであるが、
綿密にオーバーダビングされた音は、やや荒々しいながらもスタジオテイク以上に迫力がある。
とくにウィリアム(ビル)・ブラッフォードのドラムは素晴らしく、ハイハットの一音までが輝いている。
“21st CENTURY SCIZOID MAN”や“STARLESS”等の名曲もしっかり聴けて、
70年代クリムゾンの凄さを肌で感じられるライブ作品として、手に入れるべき内容だ。
重厚度・・8 プログレ度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
GENESIS 「Seconds Out」
ジェネシスのライブアルバム。1977作
ピーター・ガブリエル脱退後に行われたライヴで、ビル・ブラッフォードが参加してのダブルドラムという
珍しい編成での演奏が聴ける。ブラッフォードとチェスター・トンプソンによる
二台のドラムの迫力は大きく、
“Firth of Fifth”、“Supper's Ready”などのかつての名曲もなかなか新鮮に聴こえる。
私のような初期のファンからすれば、フィル・コリンズがヴォーカルをとりだしたこの中期以降は
サウンドの輪郭がややはっきりとしてきて、あまり好みではないのだが、4枚組みアーカイブを除けば、
ジェネシスのライブアルバムのベストに本作を選んでもかまわないくらいにはクオリティが高い。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 ライブ演奏・・8 総合・・8Amazon.co.jp で詳細を見る
CARAVAN 「Live at the Fairfield Halls, 1974」
イギリスのカンタベリーロックバンド、キャラバンのライブアルバム。1974/2002作
1974年のFairfield Halls公演を収録したライブ作で、時期的に「夜ごと太る女のために」からの曲が中心。
音質も良好で、安定したリズムの上に乗るオルガンプレイや、エレクトリック・ヴィオラの音色など、
メロディとアンサンブルのバランスのとれたバンド絶頂期の素晴らしい演奏がたっぷり楽しめる。
テクニックあるインストから、キャッチーな歌ものまで、アルバム以上に魅力的な演奏だ。
メロディアス度・・8 ライブ演奏度・・8 音質・・9 総合・・8.5Amazon.co.jp で詳細を見る
PINK FLOYD 「Is There Anybody out There? The Wall: Live 1980-1981」
ピンク・フロイドの代表作「The Wall」を完全再現したライブ作。
1980年から1981年にかけて行われたワールド・ツアーから、イギリスのアールズ・コートでのライヴを収録。
時間をかけた壮大なステージセットや、アルバムの世界観を再現する演出の数々は
ブックレットの写真を見るだけでも感心するが、おそらくこの当時だからこそできたものだろう。
サウンドもステージの大きさに負けぬくらいに見事なもので、ゆったりとした曲調の中にも
緊張感と静寂の叙情があふれ、4人編成とは思えぬ濃密な空間を描き出している。
アルバム盤以上に楽しめるスケールの大きなライブ作品だ。
メロディアス度・・8 壮大度・・9 ライブ演奏・・8 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
RENAISSANCE 「KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS」
英国が誇るクラシカルロックグループ、ルネッサンスのライブアルバム。
1977年ロイヤルアルバートホールでの録音。CD2枚組。
ルネッサンスのライブCDといえば「カーネギーホール」だが、本作は録音的にはそれを上回る。
何よりバックのピアノ、オーケストラの音が段違いにクリアで良い。
荘厳なオーケストラをバックにした堂々としたアニー・ハズラムの歌唱にはうっとり。
「Song of Scheherazade」組曲のオケ入り再現は感動的であるし、
Disc2では名曲「燃ゆる灰」に、「運命のカード」からの楽曲もやはり素晴らしい。
メロディアス度・・9 クラシカル度・・9 オーケストラ度・・9 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
UK 「NIGHT AFTER NIGHT」
UKのライブアルバム。1979作
ジョン・ウェットン、エディ・ジョブソン、テリー・ボジオの3人編成となり
79年というプログレ衰退のこの時期に、堂々と変拍子を用いてテクニカルな演奏を見せつけつつ
ELP風味のいかにもなキーボードを曲に取り入れていたりと、確信犯的なプログレをしています
この軽やかさには曲によっては日本のGERARDなどを連想するほどで、
エディのヴァイオリンも切れ味鋭く、楽曲、演奏共に超A級のライブアルバムの名盤です。
メロディアス度・・8 プログレ度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
MIKE OLDFIELD 「Exposed.」
マイク・オールドフィールドのライブアルバム。CD2枚組み。1979作
DISC1では中期の傑作「INCANTATIONS」を、DISC2では名作「TUBULAR BELLS」を完全再現。
初期作における特徴でもある伸びやかなギターに、オーケストラ、混声合唱団が加わり、
アルバム盤以上の説得力と雄大さをもって繰り広げられる楽曲は、壮大このうえない。
雄大な大地との融合を思わせるサウンドは、メロディアスかつシンフォニックでありながら
どこか牧歌的で、ゆったりと心をなごませてくれるものがある。
スタジオ作しか知らないリスナーはぜひとも聴いて欲しい。
メロディアス度・・8 壮大度・・9 ライブ演奏・・8 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
PFM 「COOK」
イタリアの名バンド、PFMのライブアルバム。1975作
内容は1974年のアメリカライブの模様を録音したもので、「Live in USA」のタイトルでも出ていたもの。
のっけからの“FOUR HOLLES IN THE GROUND”で、すでに悶絶。
最大の聞きどころは、“CELEBRATION”〜“MR.NINE TILL FIVE”あたりで、
このバンドのライブでの超絶な演奏がしつかり堪能出来る。
恐るべき技巧と、地中海のたおやかな叙情…この奇跡の融合がなしえた
全盛期のPFMの演奏の記録を、もっともっと多くの方々に聴いてほしいものだ。
メロディアス度・・8 テクニカル度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
BANCO DEL MUTUO SOCCORSO 「Seguendo le Tracce」
イタリアの名バンド、バンコ(デル・ムトゥオ・ソッコルソ)のライブアルバム。
1975年の全盛期のイタリアでのライブ音源を収録。当時の発掘音源にしては音質が抜群で、
@の“R.I.P”での熱い演奏からして、当時のバンドの勢いが音に感じられる。
たたみかけるキーボードに美しいピアノ、そして情感溢れるジャコモの熱唱と、
ライブでの演奏力と表現力も見事で、彼らのバンドとしての水準の高さが改めて知れる。
曲は1stから3rd、そして75年に発表された英語盤から選ばれた、全盛期のベストセット。
70年代イタリアを代表するプログレバンドの、まさに輝けるライブ作と言っていい。
全盛期バンコ度・・10 ライブ演奏・・9 ライブ音質・・8 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
FOCUS 「AT THE RAINBOW」
オランダのプログレバンド、フォーカスのライブ作。1973作。
叙情的な“FOCUSV”、“FOCUSU”、シングルにもなった名曲“SYLVIA”に
組曲の“ERUPTION”等、彼らのベストなナンバーが絶品の演奏で楽しめる。
即興もまじえたアッカーマンのギターのセンスはやはり素晴らしく、
やわらかなハモンドの響きとともに、バンドとしての絶頂期を感じさせる。
リマスターで音質も向上。FOCUS入門用にも最適だろう。
メロディアス度・・8 ライブ演奏・・8 ギター&ハモン度・・9総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
KANSAS 「Two for the Show」
70年代アメリカ最高のプログレバンド、カンサスのライブアルバム。1978作
キャッチーなメロディと、ドラマティックさが魅力のこのバンドだが、これは最高のライブ作。
“Song for America”、“ Icarus”“Wall”といったメロディアスな代表曲に加え、大曲“Magnum Opus”も収録。
美しいヴァィオリンの音色と、やわらかなヴォーカルメロディにはやはりうっとりとなる。
バンドの全盛期の演奏がぬつぷり楽しめ、選曲も初期のベストといってよい。
またアメリカンプログレ初心者の入門用としても最高の1枚だ。
メロディアス度・・9 キャッチー度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
ANYONE'S DAUGHTER 「REQUESTED DOCUMENT LIVE 1980〜1983」
ドイツ最高のシンフォニックプログレバンド、エニワンズ・ドウターの2枚組ライブアルバム。
その徹底したロマン主義、メロディアスかつ繊細な楽曲群は20年後の現在聴いてもまったく色あせない。
もともとスタイリッシュな構築センス、甘いメロディを重視しながらも独自のポップ感覚を有していたバンドなだけに
曲、演奏ともタイトで長い曲においても無駄を感じさせない。未発音源にしては音質も良好。
中でも1stからの組曲「ADONIS」の完全再現は劇的な感動を呼ぶ。
個人的にはGENESISやPFMと同列に扱うべきほどのクオリティをもったバンドだったと思う。
彼等の前では同じドイツのシンフォ系の名バンドNOVALISやEDENも遠く霞んでしまうほど。
メロディアス度・・9 ロマンティック度・・10 ライブ演奏・・9 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
90年代以降
IT BITES 「THANKYOU AND GOODNIGHT」
イギリスのイット・バイツのライブアルバム。1991作
レコード会社との契約のために出されたもので、音源はおそらく3rd発表直後の1989年と思われる。
音質はややラウドながら、むしろダイレクトにライブでの躍動的な演奏が伝わってくる。
この楽曲と演奏力があれば、今の時代であればもしかしたらDREAM THEATER並の評価を
勝ち得ていたかもしれないと思うと、あらためてこのバンドの解散が惜しまれると同時に、
彼らは時代に早すぎたバンドだったのだな、という感慨が沸いてくる。
メロディアス度・・8 プログレ度・・7 ライブ演奏・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
PENDRAGON 「LIVE IN KRAKOW 1996」
イギリスのシンフォニックロックバンド、ペンドラゴンのライブアルバム。1997作
1996年ポーランドでの録音。同タイトルのDVDも出ている。
演奏の方はスタジオ盤以上にダイナミックかつシンフォニックな仕上がりで驚かされる。
クライブ・ノーランの流麗なキーボードはもちろん、歌いながらメロウなフレーズギターを連発する
ニック・バレットのフロントマンとしての実力も確かなもの。
さらに実はドラムもかなりの実力者で楽曲をいっそう骨太のものにしているのも素晴らしい。
この押しと引きのメリハリ、押し寄せる叙情と泣きにはやはりうっとりとしてしまう。
シンフォニック度・・9 ライブ演奏・・8 叙情と泣き度・・10 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
IQ 「SUBTERRANEA THE CONCERT」
イギリスのシンフォニック・ロックバンド、アイキューのライブアルバム。1999作
2枚組の大作「SUBTERRANEA」を完全再現したライブ作品(当然CD2枚組)。
演奏はスタジオ版よりもダイナミックで、楽曲にはメリハリが感じられる。
ドラムの生音や、引きと押しを明確にしたアンサンブルにはバンドの一体感と
表現するべきサウンドの明瞭さがダイレクトに伝わってくる。
ピーター・ニコルズの歌の表現力も素晴らしく、コンセプト作のライブ再現という点では
DREAM THEATERの「METROPOLIS PT2」を思い起こさせるような深みがある。
シンフォニック度・・8 メロディアス度・・8 ライブ演奏・・8 総合・・・8.5Amazon.co.jp で詳細を見る
NEKTAR 「GREATEST HITS LIVE」
ドイツを拠点に活動していたイギリス出身のバンド、ネクターの復活ライブアルバム。CD2枚組。
2002年アメリカ、Nearfestでの録音で、同DVDも出ている。初期の選曲が多くなされたこのライブはまさに感動。
IRON MAIDENがカヴァーした“KING OF TWILIGHT”を含め、名曲多数。
大作の“RECYCLED”はやはり見事で、構築されたシンフォニックかつハードロック的な楽曲は
70年代当時の作曲と考えれば素晴らしいクオリティ。「A TAB IN THE OCEAN」と「RECYCLED」を聴けば、
このバンドの存在価値が分かるだろう。シンフォニック&プログレハードの隠れたる名バンドの華麗なる復活ライブ。
メロディアス度・・8 シンフォニック度・・8 HR好きにもお薦め度・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
PFM 「LIVE IN JAPAN 2002」
PFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)の2002年の来日時のライブアルバム。CD2枚組。
日本用のセットリストということで、嬉しいことに半分以上が1stから4枚目までの曲になっている。
のっけから“ハンスの馬車”で始まり、“人生は川のようなもの”、“幻の映像”とたたみかけてくる(涙)。
CD2では“MR.9 TILL5”、“9月の情景”“CELEBRATION”、そしてラストの“FOUR HOLES IN THE GROUND”と、
ほぼかつての名曲を網羅してくれている。演奏の方も、より70年代のアルバムアレンジに近く、
それを現代の機材で甦らせたというサウンドで、メンバーはみないい歳のはずなのに、演奏に衰えはない。
70年代PFMファンはもちろんのこと、これから彼らを知る若い方々の入門用にもうってつけ。
メロディアス度・・9 プログレ度・・8 70'sPFM度・・9 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
TRANSATLANTIC 「LIVE IN EUROPE」
元SPOCK'S BEARDのニール・モーズ、DREAM THEATERのマイク・ポートノイ、
THE FLOWER KINGSのロイネ・ストルトらによる、トランスアトランティックのライブアルバム。2003作
スタジオアルバム2枚とライブ作2枚を残して解散したこのスーパーバンドであるが、
こうしてライブ音源を改めて聴くにつけ、実力者たちによる卓越した演奏は、
その辺のシンフォバンドでは真似の出来ない強力なパワーを有していたと知れる。
とくにライブ盤としては2作目となる本作は、アルバム1作目、2作目の代表曲を網羅しており、
Disc2での“Stranger In Your Soul”、“All The Above”という大曲2曲はまさに圧巻だ。
メロディアス度・・8 テクニカル度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
ISILDURS BANE 「Mind vol2」
北欧プログレの雄、イシルドゥルスバーネのライブアルバム。2枚組。
70年代から活動しているこのバンドだが、その音楽性はアルバムを重ねるごとに、
どんどん細密化、そして深化し続けている。今作もライブ作ながら、圧倒的高密度の楽曲群で
音楽の芸術を冷徹に表現する様はまさに圧巻のひと言。
全てインスト演奏ながら、それを感じさせぬ生きた楽曲の数々に改めて感嘆し、圧倒される。
「シリアスかつアカデミックな北欧シンフォ」という呼び方はすでにこのバンドの代名詞である。
オーケストラ的な室内楽も導入。もはや全てが孤高の域に入った芸術音楽だ。
シンフォニック度・・8 プログレ度・・9 北欧芸術度・・10 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
ANEKDOTEN 「Waking The Dead Live In Japan 2005」
スウェーデンのヘヴィシンフォニックバンド、アネクドテンのライブ作。2005作
2005年2月の二度めの来日公演のベストテイクを収録したというだけあって、
その音の迫力と演奏のテンションは、彼らのディスコグラフィー中でも最高のもの。
鳴り響くメロトロンの美しさ。北欧らしい薄暗いサウンドの中に聴きやすいメロディを封じ込め、
クリムゾン的なヘヴィさと、サイケロック的な浮遊感を同居させたこのバンドの神髄が味わえる。
曲は「From Within」、「Gravity」からのものを中心にしており、ステージ全体の統一感もあるので
アネクドテンをこれから聴くという方の入門用にもうってつけ。北欧の空気を閉じ込めた見事なライブ作品だ。
ヘヴィシンフォニック度・・8 メロトロン度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
MATS/MORGAN 「ON AIR WITH GUESTS」
スウェーデンの変態アヴァンデュオ、マッツ&モルガンのライブアルバム。2002作。
彼らの作り出す異常にして人智を超えたような楽曲群はライブでこそ本領が発揮されるらしく
「本当にコレライブでやってんの?」と尋ねたくなるような演奏が繰り広げられている。
コロコロとした可愛らしいメロディをとんでもない変拍子に乗せたり、反復するリズムをずらし、
聴覚を麻痺させるようなアレンジをこなすかと思えばMESHUGGAHのGフレドリック・トーテンダルをゲストに、
ゴリゴリギターの変態メタルまで「なんだコリャ」の連続で、聴き終える頃にはあっけにとられている。
変態音楽愛好家、テクニカルプログレ好きはまず聴くこと。悶絶してください。
メロディアス度・・7 テクニカル度・・10 変態度・・10 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
IONA WITH THE ALL SOULS ORCHESTRA 「WOVEN CORD」
高品質なシンフォニック・ケルトバンド、アイオナがなんとフルオーケストラと共演。そのライブ録音。
もともと演奏力とともに美しいケルトメロディ、そして歌姫ジョアンヌの素晴らしい歌唱、と
ケルトファンのみならずプログレ、シンフォニック、女性Voファンも楽しめるバンドがさらにスケールアップ!
オケが加わり壮大度が増し、しかも民族味も損なわず、歌も見事にバックに負けず美しく映えている。
バックはドラムもギターもロックしているのでHRファンでも楽しめそう。素晴らしいのひと言。
メロディアス度・・9 シンフォニック度・・9 壮大度・・10 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
KARNATAKA 「STRANGE BEHAVIOUR」
イギリスのケルティックロックバンド、カルナタカのライブアルバム。CD2枚組。2004作
ライブでの実力はDVDでも証明済みだが、音だけを聴いていてもバンドとしての成熟が感じられ、
レイチェル嬢の清涼な歌声とともに一体感のある素晴らしい演奏が堪能できる。
ケルト要素をロックと融合させ、結果として非常に高品質な女性Voものシンフォとして
IONAらとともに活動を続けてきたこのバンドだが、このライブ作品を最後に解散。
この作品ではバンドの全盛期の瑞々しいサウンドを我々に伝えてくれる。ケルティック、女性Voファンはマストアイテム!
シンフォニック度・・8 女性Vo度・・9 ライブ演奏・・8 総合・・8.5 Amazon.co.jp で購入
ハードロック/メタル傑作ライブアルバム 17+3
DEEP PURPLE 「Made In Japan」
ディープ・パープルのライブアルバム。1972作
1972年、東京、大阪での伝説の日本公演を収録した、ロック史に残るライブ作。
リッチー・ブラックモア、イアン・ギラン、イアン・ペイス、ジョン・ロードらの才気溢れる演奏が、
瞬間のきらめきを封じ込めるようにして、ここに詰まっている。
アドリブを含んだソロパートのせいで、楽曲がアルバムよりもずいぶんと長いのもライブならではで、
まさに時代を超える熱き名演が楽しめる、ロックライブアルバムの永遠の名盤だ。
再発にあたってCD2枚組となり、アンコールも聴ける完全盤になったのも嬉しい。
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SCORPIONS 「Tokyo Tapes」
ドイツ最高のハードロックバンド、スコーピオンズのライブアルバム。1978作
中野サンプラザでの来日公演のステージを収録。
内容的にも、70年代スコーピオンズの集大成的なライブ作で、
ウルリッヒ(ウリ・ジョン)・ロートのギタープレイの輝きが素晴らしい。
ビッグバンドの日本語を織りまぜたMCにも、日本人として嬉しくなるし、
そ日本のファンへのプレゼントである“荒城の月”なども聴き所だ。
日本盤はジャケが差し替えられているが、こちらの海外版の方がステージの熱気が伝わってくる。
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UFO 「Strangers in the Night」
UFOのライブアルバム。1979作
マイケル・シェンカー最高のパフォーマンスがここにある。
アルバム以上の勢いと、熱き演奏でたたみかけるステージは
まさに神が舞い降りたような名演だ。墓場までもってゆきたいCDである。
ここでの名曲“Doctor Doctor”を聴いて、震えがこないリスナーはいないだろう。
UFO時代の集大成的な内容で、すべてのロックファンが聴くべき名作ライブアルバム。
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JUDAS PRIEST「Unleashed in the East」
ジューダス・プリーストのライブアルバム。1979年作
ジャケの雰囲気通り、熱きライブステージを眼前にするような傑作ライブ。
1979年の来日公演を収録したもので、ロブは喉の不調からヴォーカルパートはあとからかぶせたということだが、
それも問題にならないくらい臨場感にあふれた演奏が素晴らしい、ドラマティックなツインギターがこれぞヘヴィメタルという
サウンドを描き出し、迫力たっぷりのロブの歌声が楽曲を彩ってゆく。観客の黄色い声援もいい感じだ。
まさにブリティッシュメタルの頂点を示したというべきライブステージだろう。
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IRON MAIDEN 「Live After Death」
邦題「死霊復活」で知られる、アイアン・メイデンのライブ作。1985作
アルバム 「Powerslave」ツアーからのステージを収録。
1984〜1985年という、バンドとしても脂の乗った時期のライブだけに演奏も素晴らしく、
この時不調であったというディッキンソンのヴォーカルにも荒々しさがある。
イントロに続く“Aces High”ですでに大興奮、さらにたたみかける“2 Minutes
to Nidnight”〜
“The Trooper”という流れだけでやられます。選曲も初期からの名曲多数で、パワフルさと、
ドラマティックな叙情性、そしてバンドの勢いが合わさった、堂々たる傑作ライブアルバムだ。
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BLIND GUARDIAN 「TOKYO TALES」
ジャーマンメタルのベテラン、ブラインド・ガーディアンのライブアルバム。
最高作である4th「Somewhere far Beyond」発表後の日本ツアーから収録。
イントロから続く“Banish from Sanctuary”で即座に悶絶。疾走感とツインリードの美しさ、
そしてファンタジー世界を物語るハンズィの歌声。会場も一体となった勇壮なコーラス。
絶頂期のブラカーは、まさに私にとって最高のメタルバンドだったのだ。
1stから4thまでの代表曲を網羅した、この熱きライブ作は、今の若いファンにこそ聴いて欲しい
輝きに満ちたバンドのマジックが宿っている。この日のライブ会場にたしかに私はいた。
メロディアス度・・8 ライブ演奏・・8 これぞブラガー度・・10 総合・・8.5 Amazon.co.jp で詳細を見る
GAMMA RAY 「Alive '95」
ジャーマンメタルのベテラン、ガンマ・レイのライブアルバム。1996作
ラルフ・シーパーズが抜けた4th「Land of the Free」のツアーから収録。
ラルフ時代にビデオでのライブ作品は二本出していたが、CDとしてはこれが最初のライブ作になる。
バンドとして脂ののった時期でもあり、演奏の勢いもあり、パワフルな楽曲の数々が繰り広げられる。
カイ・ハンセンのヴォーカルは、やはりライブでの不安定さもあるのだが、
初期HELLOWEENのファンであれば、さして問題にはならないだろうし、
“Ride the Sky”、“Future World”といったHELLOWEEN時代の楽曲も違和感なく楽しめる。
メロディアス度・・8 ライブ演奏・・8 ヴォーカル度・・7 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
RIOT 「Shine On」
ライオットのライブアルバム。ジャケのダサさから選ぶのが気が引けたが、でもやはり好きなんです。
1998年の日本ツアーのステージを収録した全17曲に、RIOTの魅力が詰まっている。
イントロの“Black Water”のケルティックな雰囲気にもしびれるし、続く“Angel
Eyes”のツインリードには
やはりこのバンドならではの美意識が感じられる。マイク・ディメオのヴォーカルもなかなか頑張っており、
確かに“Thundersteel”あたりはかつてのトニー・ムーアの超絶ハイトーンに比べると聴き劣りするが、
ボビー・ジャーゾンベクの強烈なドラミングをはじめ、バックの演奏陣の見事な演奏がそれをカヴァーしており、
ラストの“Warrior”まで、聴き所の多いライブ作品となっている。
メロディアス度・・8 ライブ演奏・・8 ツインリー度・・8 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
HALFORD 「Live Insurrection」
メタルゴッド、ロブ・ハルフォード率いる、ハルフォードのライブ作。2001作
アルバム「Resurrection」でメタル界に復活をとげ、その後のワールドツアーでのライブを収録。
同アルバムからの曲をメインに、JUDAS PRIESTやFight時代の曲もまじえ、スタジオ盤以上の迫力で聴かせる。
演奏陣のプレイも抜群で、元RIOTのボビ・ージャーゾンベクのタイトなドラムに、硬質感とメロディを同居させたツインギター、
そして、それをバックに、枯れることをしらないハルフォードのハイトーンヴォイスがこだまする。
観客の盛り上がりもすごいが、やはりこの歳になっても衰えしらずのパワフルな歌声は、
それだけで称賛に値する。メタルゴッドのゴッドたるゆえんをまざまざと見せつける快心のライブ作だ。
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TEN 「Never Say Goodbye」
英国メロディアスハードの雄、テンのライブアルバム。1998作
3rd「The Robe」発表後のツアーからの録音で、1st〜3rdまでの代表曲が網羅されている。
音質面での甘さや、CD2枚組で全24曲という長尺感はあるものの、
ところどころで感じ取れるメロディのきらめきには普遍的な魅力があり、
英国然とした誇りと哀愁、湿りけを含んだサウンドは、日本人の琴線を震わせる。
メロディアス度・・8 ライブ演奏・・7 音質・・7 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
QUEENSRYCHE 「Operation: LIVEcrime」
クイーンズ・ライクのライブアルバム。2001作
彼らの最高傑作である「Operation Mind Crime」をなんと完全再現したステージ。
映画的手法で、歌詞と楽曲をリンクさせ、曲間にSEや語りを入れるなど、
聴き手の想像力を喚起させるサウンドは、ライブでの臨場感を加えてさらに迫力を増している。
後のDREAM THEATERの「Metropolis pt2」などにも影響を与えたであろう、
歴史的名作のライブ再現アルバムである。アルバム盤を聴いている方も必聴だ。
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DREAM THEATER 「LIVE SCENES FROM NEW YORK」
ドリームシアターのライブアルバム。CD3枚組。2001作
「METROPOLIS 2000」のDVDのものと同音源だが、こうして音だけで聴いても、
ライブにおける一糸乱れぬ彼らの演奏力にやはり耳は釘付けになる。
CD版の聞きどころとしては、DISC2のC以降で、DVD未収録の“METROPOLIS”や
ルーデスのキーボードソロ、それに日本盤CDには未収のサックス入りの“ANOTHER
DAY”など
合計3時間超、たっぷりとこのバンドの見事な演奏を堪能できる。
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METALLICA 「S&M」
メタリカのオーケストラとの競演ライブアルバム。1999作
このビッドバンドは意外なことに、全盛期での正規のライブアルバムがないのだが、
「シンフォニー・アンド・メタリカ」と題された本作は、バックにフルオーケストラを従えての
まさにシンフォニックメタリカともいうべき壮麗なサウンドになっている。
かつての名曲にオケが合わされると、これが意外に違和感なく、壮大かつ美麗に耳に響く。
また、メタルバンドとしての硬質感とヘヴィさも失われていないのも素晴らしく、
シンフォニーが単なるイロモノとして以上の効果を上げている点も価値が大きい。
シンフォニック度・・8 ライブ演奏・・8 壮大度・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
ANNIHILATOR 「In Command(Live 1989-1990)」
カナダのスラッシュメタルバンド、アナイアレイターのライブアルバム。1996作
現在も活動中の彼らであるが、クールなギターリフと奇妙なまでの展開の面白さにおいては
初期の楽曲が最高なのだが、これは1st「Alice in Hell」発表直後の1989年のツアーと、
2nd「Never Never Land」発表後の1990年のステージを収録していて、
まさに変態系スラッシュファンには必聴の内容となっている。
若さ溢れるスラッシーな疾走感に加え、唐突にも思える展開と、耳にこびりつくギターリフ、
初期の彼らのライブでの高度な演奏力と、個性的な音楽性が確かめられる一作だ。
スラッシュ度・・8 変態度・・9 ライブ演奏・・8 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
VADER 「LIVE IN JAPAN」
ポーランドのブルータルデスメタルバンド、ヴェイダーのライブアルバム。1998作
1998年の初来日でのステージを収録。イントロのSEからすでに観客の熱気が物凄い。
そして演奏が始まると、そこからはもう怒濤のVADERワールドが20曲。
やはりライブ盤で聴いてもDOCの超絶なドラミングも素晴らしく、ブラストから金物系まで
その手数の多さと、リズム感はこの手のブルデスバンドの中でもピカイチの腕前。
Voがやや小さめなので、暴虐な迫力にはやや欠けるが、二本のギターリフの絡みを含め
演奏の質はやはり高く、テクニカルデスとしての彼らの側面もしっかり味わえる。
暴虐度・・8 ライブ演奏・・9 音質・・7 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
EMPEROR 「EMPERIAL LIVE CEREMONY」
ノルウェーのブラックメタルバンド、エンペラーのライブアルバム。2000作。
1999年ロンドンでの録音。1st〜3rdまでの曲を激烈に演奏。
ファストブラックの1st、シンフォブラの金字塔2nd、ある意味テクニカルでさえある3rdと、
それぞれの曲が聴けて楽しめる。絶叫Voをふりまくイーサーンの存在感は強烈だが、、
それ以外にも、けっこう緻密なギターの重ねや、バックのシンセによる音の広がり、
そしてタリムのパワフルかつ激速ドラムなども充分に聴きどころだろう。
邪悪にしてシンフォニック、激烈でありながらもどこか知性的。同タイトルのDVDもあり。
シンフォニック度・・7 暴虐度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
OPETH 「The Roundhouse Tapes」
スウェーデンのプログレッシブ・デスメタルバンド、オーペスの2枚組ライブアルバム。
演奏力も抜群なので、スタジオ盤以上に迫力のあるサウンドにぐいぐい引き込まれる。
センス溢れるギターリフとメランコリックなフレーズ、そしてどこかレトロなシンセワークが重なり、
時に「これはプログレなのかデスメタルなのか」という答えのない惑いを覚えるほど。
激しさから静けさへの絶妙のシフトは、リーダーであるミカエル・オーカーフェルドのデス声と
マイルドなノーマルヴォイスの使い分けとともに、このバンドの二面性をまざまざと表している。
過去のアルバムから現時点での最新「Ghost Reveries」までの曲を聴けるので、
あるいはいまだオーペスを知らないという不届きな方にもベスト代わりに勧められるだろう。
メロディアス度・・8 プロレッシブ度・・8 ライブ演奏・・9 総合・・9 Amazon.co.jp で詳細を見る
以下は趣味の3枚…
EVIL WINGS 「SHINE IN THE NEVERENDING SPACE」
イタリアのプログレメタルバンド、イーヴル・ウイングスのライブアルバム。2003作。
ギター兼Voの歌唱はともかくとして、相変わらずその演奏力は抜群。
KEY入りのメロディアスProgMetalでありながら、高速フレージングや無茶なキメを
曲に強引に組み入れ、PLANET X的でもある自己満足的精神の追求が素晴らしい。
1st収録の曲“CHRYSALIS”は、せわしない矢継ぎ早の展開〜叙情シンフォニックという
無茶な流れの裏名曲で、部分的にはDREAM THEATERを思わせるカッコ良さがありながら、
そのヘンテコなセンスのため、結果として変態度を高めている。付属のDVD映像も必見。
メロディアス度・・8 変態度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・8.5 Amazon.co.jp で購入
PLANET X 「LIVE FROM OZ」
デレク・シェリニアン率いるプラネットXのライブアルバム。2002作
ハードフュージョン的なアンサンブルに、超絶な変拍子パートをまじえ、隙の無い演奏が淡々と繰り広げられる。
トニー・マカパインのテクニカルなギターワークに、デレクのキーボードも実にプログレしている。
そして、やはり要となるのはヴァージル・ドナーティの信じがたいリズムセンスを持ったドラム。
ジャズの素養も窺わせるそのドラミングは、独特のリズム感を持ち、聴いているだけで楽しくなる。
このバンドを評価するにあたって、メタル?プログレ?とか、楽曲の構築云々は不要であろう。
この凄絶なインタープレイを楽しんで聴けるかどうか、要はそれだけである。
メロディアス度・・7 テクニカル度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で購入
CRYPTOPSY 「None So Live」
カナダのテクニカルデスメタルバンド、クリプトプシーのライブ作。2003作
その変態的なまでに複雑かつブルータルなサウンドで、
聴き手を苦行僧にも近い状態に陥れる、圧殺デスメタル道を突き進むこのバンド。
これは、 2002年は地元カナダ、モントリオールでのステージを収録したライブ作で、
そのとんでもない演奏力で暴虐のかぎりを見せつける、物凄いことになっている。
実際に彼らのライブを見たことはあるが、凄すぎて何をやっているかよく分からないというのが
正直なところだったので(笑)、こうしてCDでその超絶さを再確認するのもよいかと思う。
とくにドラマーの呆れるほどのバカテク&無尽蔵の体力には、聴いていて笑いさえ浮かぶ。
暴虐度・・9 変態度・・9 ライブ演奏・・9 総合・・8 Amazon.co.jp で詳細を見る
プログレとメタル、合わせて40枚ほどのライブアルバムを厳選しましたが、いかがだったでしょうか?
なにぶん私の趣味で選んだもので、異論もあるかと思いますが、ご容赦ください。