最近のこと 2015年度
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12/31


自分という存在は、すべて世界との関係性で成り立っている。
世界で起こる出来事に、関係のないものはひとつだってない。

亡くなったK先生の教えのひとつです。
イスラム国による人質事件も、フランスの銃乱射テロも、エジプト航空の墜落も、天津の爆発事故も、北京の大気汚染も、インドやパキスタンの夏の異常熱波も、少年少女たちの痛ましい事件も、ブレーキ踏み間違えで突っ込んでくる車も。どれひとつとして無関係なことはない。そういえば、今年は飛行機がよく落ちたな。撃墜も事故も含めると、どれがいつ墜ちたのかすら忘れてしまうほど。来年あたりからは、飛行機だけでなく墜ちてくるドローンにも気をつけなきゃならない未来がくるかもね。頭上注意!

さて、2015年をざっと振り返りますと、
新年早々、イタリアンメタルのシークレット・スフィアのライブに行き、ミケーレ・ルッピの超絶ハイトーンに感動。
2月にはオリジナルメタルバンド、Radiant Soul でライブをしました。もうずいぶん昔のことのようだ。いまごろは年越しライブしてる頃かな。
3月にはFrost Fogという個人ユニットのお手伝いで即興ドラムをライブで叩き、これがけっこう楽しかった♪

4月…彼の突然の死がやはりショックでした。それ以前と後とでは自分の世界が変わってしまったからな。
ひとは、それぞれの人間関係と、それぞれが認識する人々の存在によってこの世界を認識している。つまり、ひとりひとりによって、世界というのは別の構造をしているのであり、たとえば、その存在を認識している人間が一人でも消えてしまうと、それはその人の世界観そのものが変わってしまうということになるのだ。それも、自分にとって近しい人間であればあるほど、ひとつの存在認識の消失により、自分と世界との関係性は微妙に、あるいは大きく変化してしまう。
バンドのメンバーの死というのは、これまで経験したことがなかったし、彼がいなくなって、あらためて彼の存在、その才能の消失に悲嘆し、涙しました。彼が好きだったエックス…電車の中で“Endless Rain”を聴くたびにしばらくはウルウルしてました。翌月にライブも決まっていたのに、スタジオで普通に練習して、話をして…その翌週に亡くなってしまうなんて、ありえない。
でも、通夜に行って、骨になる前の彼の姿に会えて良かったと思います。シンセはもちろん、ギターも弾けて歌も上手い、クイーンやエックス、イエスなどが好きなミュージシャンでした。その才能をもっともっと発揮してゆけるはずでした。一緒にプログレバンドでもやりたかったねえ。

4月のつづき…ヨーロピアン・ロックフェスVol.2で、アトール、フラワー・キングス、カイパという奇跡的なメンツでプログレをたっぷり堪能。
5月は、箱根に行ってきました。大涌谷の噴火警戒の中、のんびりと温泉につかってまいりました。姥子の立ち寄り温泉では、数分おきに地鳴りのような地震を感じてなかなかスリリングだった。
それから吉祥寺クレッシェンドにてRSのライブ。彼が出るはずだったライブ、みんな気合が入っていたな。これが自分にとってのRSラストライブとなりました。

7月にはアニソンバンドで王様と対バン。この夏は暑くてなにもする気が起きず、他になにをしたのか覚えてません。笑
9月は「メロパワ・スラッシュ・ゴシックメタルセッション」を開催。ストラトにボイボド、アナイアにハロウィンなどを愉快に演奏しました♪
「松尾宗仁ROCK'N'ROLLクリニック」にジギーコピーバンドで参加、本物のZIGGYメンバーの前で演奏するというなかなかない経験をいたしました。松尾さん恰好よかった!

10月…母が心不全で救急搬送されました。もともと心臓が悪かったのですが、ここで手術をしないと余命一年と宣告され、心臓の弁膜を牛の生体弁に交換するという大手術となりました。おかげさまで術後は安定し、いまではずいぶんと元気になりました。

オリジナルのゴシック・ドゥームバンド、The Ebony Fallsはようやくメンバーが揃って本格始動。Die Like A MayflyというバンドのVoさんです。来年は妖しく魔女感たっぷりのライブするのでよろしくです!
WITHIN TEMPTATIONのコピバンも新たに始動!素晴らしいヴォーカルさんが見つかったので、こちらも壮麗なライブ期待してください。シンセ募集中!涙

11月にはアングラガルドのライブへ2度も行った!北欧プログレでもっとも好きなバンド。それが最前列で見られるとは!まったく幸せなひとときでした。
そして人生初のスマホを取得。まさかこの僕がLINEとか始める日が来るとはさ。笑
12月には、エックスのカヴァーバンド、その名も「エックス・ロックス」のメンバーも揃いました。こちらもいいヴォーカルさんが見つかったので、次回リハが楽しみ。エックスのドラムはホント疲れるけど、自分にとってZIGGYとXは原点のバンドなので、とても楽しいです♪

さて、来年はどんな年になるのでしょうかね。
一足早いですが、さっきふらっと地元の氷川神社に行ってまいりました。



ヤマトタケルも参詣したという、2000年の歴史を誇る神社なので、正月はとんでもなく混雑するのです。
「スサノオさま、来年もよろしくお願いします」と神妙にお願いしてきました。



相変わらずメタルとプログレを聴きまくりつつ、ほどほどにバンドでドラム叩きつつ、創作活動に勤しみ、自分なりに世界を見つめてゆきたいと思います。
来年もよろしくお願い致します!


11/29


昨日は吉祥寺に、Die Like A MayflyとEarly Crossのライブを見に行ってきました♪



Die Like〜は、薄暗い叙情性の本格派ゴシックメタルで、紅一点Rosielさんのしっとりとした美しい歌声が素敵でした。
This is Gothic Metal!
http://dielikeamayfly.com/

Stolenは、多国籍によるキャッチーなロックバンドで、他の2バンドと方向性はやや違いましたが、
ドラムとベースがとても上手くてなかなか楽しめました。


Early Crossは、一部では“Japanese Opeth”とも呼ばれるように、ツインギターによる重厚なダイナミズムが素晴らしく、
ロシアの女性ヴォーカル、エレーナさんのやわらかな歌声も心地よかったし、なにげにシンセさんもよい仕事をしてます。
さすが海外レーベルのバンドだけあって、レベル高い。
http://earlycrossband.com/ja


バンドのCDはAmazonでも買えるのでぜひ!



10/24


昨日は荻窪に女性シンガー、三上響子さんのライブを見に行ってきました。
声楽出身ということで、やわらかで伸びやかなヴォーカルにうっとりでした。
前にやっていたというメタルバンドの曲では、Nightwishのターヤばりのソプラノが素敵でした♪
今後のご活躍にますます期待したいです。




他に、ギター弾き語りの、畠山博人さんは、歌もギターも表現力があってよかったし、
こちらもソロシンガーの史絵さんは、自然体の歌声がキュートでした。
たまには、こういうアコースティックライブもいいものですね♪

三上響子さんの曲はAmazonでも買えるようなのでぜひ♪




9/21


先日は藤沢で、ZIGGYの松尾宗仁さんのイベント
「松尾宗仁ROCK'N'ROLLクリニック」にジギーコピーバンドで参加してきました!

いやー、まさかホンモノのメンバーの前でジギーを演奏することになるとは!
楽屋で挨拶をするときも緊張しましたよ。なんたって高校生の頃から大好きなバンドだったので。


我々KOOL LIPSの雄姿!…僕はつい演奏に気合入りすぎてしまいました。


ベースの津谷さんと松尾さんのトークでは、ZIGGYにまつわるバンドの裏話などが聴けて面白かった。
ウちのバンドのギターを「いい音をしている」と褒めていただきました。


さすが、恰好いい松尾宗仁さん!


ラストのアンコールでは我がKOOL LIPSのヴォーカルも加わって、
「グロリア」と「I'm Gettin' Blue」を夢のコラボ。本物のメンバーをバックに歌えるなんてなかなかないでしょ。

藤沢はちと遠かったけど、とても思い出になるライブでした!



5/16


ぷらっと箱根へ行ってきました!

都会の喧騒を離れて、よい空気と美味い食べ物に癒され、
贅沢な露天付客室にてのんびりまったり…なんもしないをしてきました。


夕食の金目の煮つけが絶品ですたわい♪


朝ぶろなう。いーい湯だっな〜♪


チェックアウト!

翌日は、仙石原〜芦ノ湖〜姥子〜強羅〜塔ノ沢と箱根をぐるっと回って温泉めぐり。

春の仙石原。秋にはススキで埋め尽くされます


空は晴れ渡り、高原の風が心地よかった


芦ノ湖に来たとうせい


芦ノ湖箱根園、ザ・プリンス内「ラウンジ・やまぼうしの」のアップルパイとコーヒーは絶品なのです

大涌谷のふもとにあたる姥子の立ち寄り温泉では、数分おきに地鳴りのような地震を感じてなかなかスリリングだったけど、
そのほかの場所はいたって平和そのもの。駒ヶ岳へのロープウェイも通常運行していました。
箱根は広いですからね、大涌谷周辺以外は普通に出かけられると思いますよ♪



5/11


昨日は、吉祥寺にEarly Crossのライブを見に行ってきました♪
対バンは Margaret MaggieTaika …3バンドともクオリティ高かった!


Early Crossの新ヴォーカルさんはロシア人女性で、その歌声はとても美しかったです。
前に観たときとメンバーはけっこう変わっていたけど、ドラムさんも上手かったし、とてもロックしているツインギターとともに
バンドとしての世界観を構築する表現力は抜群でした。まさに日本人離れしたプログレッシブ・ハードロック!
Early Cross のレビューはこちら


Taikaは、フロントの妙さんの奏でるアコーディオンの音色と伸びやかな歌声、そして天然なMCになごみ、
軽やかなアンサンブルと、初期ザバダック(上野洋子)を思わせる幻想的な世界観に聴き入りました。
KBBのダニ氏のベースも含めて、リズム隊はとんでもなく上手いですね!
Taika のレビューはこちら


Margaret Maggie はヴァイオリンやチェロみたいなヴィオラ・ダ・ガンバを弾きこなす、見た目はとび職人みたいな人をフロントに、
牧歌的なリコーダーの音色などが絡む、いわば中世古楽+フォルクローレという感じの、とても個性的なサウンドでした。
女性シンセさんの派手な衣装もステキでした。パズドラのTVCMに楽曲提供もしているそうですよ。

いやー、3時間以上の、じつに濃密なプログレイベントでした♪
お酒が美味しく飲めるのは、こういうライブなんですね。




4/27


昨日は、ヨーロピアン・ロックフェスVol.2に行ってきました!

THE FLOWER KINGSに加え、KAIPAにATOLLまで見られるという濃密なイベント!
国際フォーラムみたいな綺麗で大きな会場で、こんなディープなバンドが見られるとは。涙



さる筋からチケットを購入したおかげで、座席はなんと2列目でした。
ステージまではすぐそこ、3メートルほど。近い、近いよ!

開演時間になる前に、オープニングアクトのFantasy Rock Orchestraが登場。
美しい女性ヴォーカルをフロントにした、メロディアスなサウンドはまず好印象。

さて、いよいよ開演となり
まずは、イギリスのThe Pineapple Thief
Porcupine Tree以降のいわゆるポストプログレ系バンドで、
マイルドなヴォーカルと薄暗い叙情で聴かせる、耳触りのよいサウンドに
UKロック的なキャッチーなノリを含んだ雰囲気で、なかなか悪くはなかったですが、
正直、今回のメンツの中ではやや若者よりの音だったなと思いました。
どうせなら、ARENAかPENDRAGONを呼んで欲しかった…というのは贅沢か。
かれらのアルバムはどれも美しくて好きなんですけどね。
*パイナップル・シーフのアルバムレビューはこちら

続いて、KAIPA Da Capo
新生KAIPAとは別のバンドで、70年代の楽曲を再現するという「カイパ・ダ・カーポ」、
1976年の傑作「Inget Nytt Under Solen」からの楽曲を中心に演奏。
換装の機材チェックのときから、目の前にロイネ・ストルトが現れてもうすでに感激。
おじいちゃんみたいなオリジナルメンバーのベース、トーマス・エリクソンに比べ、
KAIPA加入時はまだ10代だったというロイネはやはりとても若々しい。
のっけから2ndの大曲が始まり、ロイネの泣きのギターメロディとともに
古き良き北欧の土着性に包まれたサウンドが目前に広がってゆく。
ヴォーカルをとるロイネの弟、マイケル・ストルトもじつに楽しそうでした。
途中、ロイネのギターのアコースティックがうまくかからないトラブルなどもあったが、
当時のカイパの空気感まで再現してくれたメンバーたちには感謝。次はぜひ1stの曲も聴きたいです!
*カイパのアルバムレビューはこちら

THE FLOWER KINGSは前回に続き2年ぶりの登場。
今回はアトールがトリということで時間的な制約もあったのでしょう。
大曲を中心にした3〜4曲というやや短めのセットリストでした。
ドラムのフェリックスのテクニックがさらにすごくなっていたのと、ヨナスのベースは相変わらず低音が響くなとか、
トマスのシンセはもうちょっと聞こえてもよかったなど、前回よりもずいぶん冷静に鑑賞できました。
当然ながら、ロイネのギターは泣きまくり、弾きまくりで、楽曲をダイナミックに盛り上げる。
たまにミスもあったりしながらも、それもライブの一部とばかりに飄々として
常に出音の音量やチューニングに気を配る余裕と周りを見ながら楽しむ姿勢を忘れない、
そのプレイスタイルは相変わらずじつに恰好よかった。いつもロイネのシャツのセンスもチェックしちゃうんです。笑
KAIPAのユルさに比べると、さすが構築されたアンサンブルにはバンドの貫禄が漂っていました。
やっぱり、TFKはいつかは単独で見たいですね!
*フラワー・キングスのアルバムレビューはこちら

そしてトリのATOLLが登場。
とにもかくにも、アンドレ・バルザー氏の強力なインパクト!
ド派手な衣装と、異常なまでのテンションの高さに圧倒されることしきり。
サイケというかヒッピーというか、ゲイみたいというか、つまり…カラフルなヘンタイおじさん。笑
米良美一ばりの裏声と、ANGEばりのシアトリカルな演技込みのステージはじつに濃密でした。
バルザー氏以外のメンバーは若手でしたが、ときにサイケデリック&エキセントリックな感触とともに、
巧みなアンサンブルで、名作「夢魔」からの楽曲を中心に、1stや3rdからの曲も演奏してくれました。
エリック・マーティンが美少年化したような、サックス&フルートの若者や
どことなくマイケル・J・フォックス似のギタリストも上手かったですね。
左手シンセのおばあ様は、2nd時のメンバーであったジョエル・ジュアンさんだったのですね。
いやー、ロイネでおなかいっぱいになる予定が、まさかのバルザーさんお腹いっぱい!笑
我々日本人とは異なる感性の芸術センス…フレンチなアートロックを堪能いたしました。
*アトールのアルバムレビューはこちら


ありがとうプログレ!
ありがとうヨーロピアン・ロックフェス!
すでにVol.3にも期待です。むしろ毎年やってください!


3/31

地元のO宮公園をぷらっと歩いてきました。今年も綺麗に咲いてました。












3/28

昨日はアンダークラウンド系メタルイベントで
個人ユニットFrost Fogのゲストでドラム叩いてきました。

クラウス・シュルツェをはじめ、全編即興なドラムを演奏して楽しかったです。
写真が妖しすぎる。笑





1/18


おそくなりましたが、本年もよろしくお願い致します!


スサノオのおはす、我が氷川神社


今年のライブ一発目は、SECRET SPHERE でした。
いやー、ミケーレ・ルッピ凄かった。あれぞ神に選ばれたハイトーン!
5時間超のイベントで、トリのSFが始まるころにはすでに足腰はガクガクだったのですが、
ミケーレが歌い出したら、足の疲れも吹っ飛んだ。
歌の力というものを改めて感じさせられました。曲は正直なんでもよかった。
彼が歌えばそれが曲になり、歌になるというそんな感じでした。


モンゴルからやってきた、EGO-FALLもなかなか面白かった。
モンゴルの民族楽器、馬頭琴(モリンホール)の音色やホーミィの歌声を含んだ民族的なサウンドを
メロデス、メタルコアと融合していてヘヴィでモダンだけど土着性も含んだ演奏でした。
ヴォーカルをはじめノリノリのテンションで、あと、ドラマーさんが朝青竜みたいだった。
最近は中国やモンゴルにもメタルバンドが増えてきているんですね!

1バンドめの日本のMary's Blood は最近メジャーデビューした女性だけのメタルバンドなのですが、
演奏はなかなかパワフルで激しかったし、ファンも多いみたいで大いに盛り上がっていました。
2バンドめの VIGLANTE はすでにベテランの域にある日本のプログレッシブメタルですが、
ヴォーカルのさんのちょいキモ系のハイトーンは健在で、より年季を感じさせるステージでした。


今年もメタルとプログレで頑張ってまいりましょう!



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