最近のこと 2013年度
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12/31


もう今年もあとわずか。そろそろ井岡くんの試合が始まるよ。
ということで、恒例のつれづれ日記です。

大挙して押し寄せてくる歩きスマホの連中をよけながら、突っ込んでくる自転車スマホを間一髪で避けたと思ったら、
運悪く自動車スマホに轢かれて死亡…なんていう笑えない未来が、来年にもやってきそうです。

去年から思っていたことながら、
つながり症候群の猛威はさらに増加し続け、「つながれないと寂しい帝国」がその版図を確実に広げてきています。
仲間外れの恐怖、はみ出しものの恐怖、ぼっちの恐怖…
安易なフレンドリクエストや招待により、見知らぬ人間や、とくに仲よくしたくもない相手とも、つながることで、
かすかなストレスを隠しながらでも、より多くとつながれたことでの安堵を得る。
レスやイイネや既読の証に、ちょびっと喜んだり、じれたり、相手のちょっとした一言を曲解したり、
誤解して、やきもきし、ときに、怒りさえして勝手に一人で疲れている。

わいわいとして楽しく、あわただしくも、じつはより孤独感をいや増す、つながりの時代。
一人でものを考えない時代、いや考えようとしているのに、その合間にもレスやメッセやイイネがきてしまう。
まだ考えなくていいやと、永遠の先送り、それで一年が経過、次の10年はどう過ぎるんでしょうね。

SNSでは誰でもが表現者、程度の高いのも低いのも、注目を集めれば勝ちなのだ。リツイートよろ!
バカッターさんたちの迷惑行為の記録は、画像ファイルとして、いまも世界中のPCに残りつづけています。
スマホから、タブレットから、PCから、あらゆる画像や動画が、次々に発信され、
人々の時間の中で通りすぎてゆき、多くは忘れ去られ、いくつかは犯罪者と糾弾され、ときにセンスがよいと称賛される。

犯罪のあり方、仕事のあり方、表現としての芸術のあり方は、いまやずいぶんと変化し、
よくも悪くも、誰でもが気軽に参加でき、その分、当然ながら表現者としての責任も問われることになった。
自分はここにいる、
それが究極の叫びであり、自己の存在を示すこと、注目を集めること、フォロワーがリツイートが増えること、
それらが価値のひとつとされるようになったことで、それを求めるあまり、道徳的な冷静さを失ってしまうことが問題なんですね。
あるいは、つながりの中で、真に大切なものが分からずに、己の寂しさをまぎらわし、
暇をもてあますときのちょっとした心のなさで、知らず他人を傷つけ、
ときに怒らせ、悲しませることも、言葉ひとつでできてしまうようになった。

言葉は力なのです。
それを発信する側と、受け取る側の意図がずれれば、別の方向の負の力ともなるのです。
ラインでケンカをしているうちに、相手を殺すことにまでなってしまった、あの痛ましい事件もそうですが、
言葉力をしっかり学ばないこと、相手の身になって想像できないこと、
それらが簡単に現実での罪を起こしてしまえる時代なんですね。

道具の進化の速さに、我々の内面的な人間力は、まだ追いつけていないという気すらします。
便利な道具の奴隷、つながりの奴隷である前に、一人の人間であるという、
その意識の方向づけ、己の存在の在り様…美学といってもいいかな、
一人一人がそうした自分の在るべき姿を固めておかないと、
結局はただ歩きスマホの群れに飲み込まれ、とりつくろったいいかげんな言葉と
顔文字とスタンプで表現するだけのスタイルに、自分を窮屈に押し込めることになるのです。

とはいえ、つながる楽しさとクイックなレスポンスが生み出すワクワク感は分かるし、
SNSでの好き勝手な自己表現は、自己顕示欲を心地よく刺激してくれますから、
いまさら孤独になれといったところで無理な話ですわ。
ということで、自分スタイルを少し頑固に追求、確立しつつ、
適度に冷静かついいかげんに、ただし自分の信じる言葉を使って、
レスやイイネなど期待せず、ときには、アホなニュースでも話題にしながら、
のらくらと楽しむのがネットであり、SNSなのだと思っています。ラインはよく分からないけど、
結局のところ、つぶやきもひとつの表現物であり、極端な話、作品であるとも思っているので、
その言葉の力が、周囲に与える影響を考えながら、自分の目指す正しい方向へ、
ポジティブな発信をしたいものですね。

言葉は世界を変えると思っているし。実際に変えていると思います。
自分の言葉で少しでも世界をよい感じにできることを、
少しでも誰かを幸せにできるのだということを、想像してゆきましょう。


さて、前置きおわり…今年をざっくりとプレイパック!

1月…新年早々にThe Flower Kingsが来日!長年の念願がかなったよ。
当然ながら2日ともクラプチッタへ。ロイネ・ストルトのギターにたっぷりと酔いしれました♪

2月…WITHIN TEMPTATIONのコピバンでラストライブ。これをもってバンドは消滅、
あらためてバンドでの人間同士のやりとりの難しさを実感しました。
バンドはひとつなくなりましたが、その代わり、NightwisバンドやZIGGYバンドもスタートしました。

3月…ANGLAGARD来日、クリムゾン・プロジェクトとの公演を見に行きました。
今年は桜の開花が早くて、3月末には満開の桜が見られました。

5月には、小説「水晶剣伝説」の第一部がついに完成。個人的には今年はこれに尽きます。
なにせ高校時代から構想し、書き始めてから12年かけて、ついに、ついに完成したのですから。
来年からは第二部にとりかかりたい。我がライフワーク…世界最高の物語のひとつだと思っています。

VIPERのコピーバンド、その名もVIPER JAPANで2nd「Theatre Of Fate」完全再現ライブを決行。
ただの妄想も、実行力と希望するパワーとで実現できるのです。

6月…スティーブ・ハケットの来日公演。今回はなんと全曲GENESISだよ!
フラキンにアングラガルドにハケット(ジォネシス)と、今年のクラブチッタは最高すぎ。
ついでに、富士山が世界文化遺産に登録される。

7月には、北浦和でVIPER JAPAN二回目のライブ。バイパーやり切ったね。
この頃、何故か思い立って部屋の大掃除もしました。汗だくになりながら、
ひと月かけていらないものを徹底的に片づけまくり、巨大CDラックも購入したぜ!

8月は僕主催のメタルセッション。マノウォーやクリムゾン・グローリー、
メイデンにジューダスも演奏。熱いセッションでした。
その後、Crimson Gloryコピバンも始めることになるととは。

9月…小麦を食べるのをやめました。「小麦は食べるな!」という本を読んで、
その内容があまりに衝撃的で、これはひとつやめてみるかと思い立って、
やめてみたら、米粉やソバ粉で料理を作りだしたりして、なんとかやってゆけるもんです。
2017年東京オリンピックの開催決定。

10月はアニソンバンドのライブが実現、ヴォーカルのFuyuさんが11月に結婚してしまうので、
それまでにライブをしようと、なんとかして間に合わせました。よかったよかった。
11月の結婚式も行かせてもらいました。

イーサーン先生のライブを見ました。心優しい方にチケットをいただき、友人たちも誘って。
EMPERORの曲もやってくれて嬉しかった。ありがとう!

11月は、エディ・ジョブソンの公演を見に行きました。まあ今年はクラブチッタにたくさん行ったよ。
DARK MOORの来日ライブには、知り合いのいるバンドが2つも一緒に出ていて、
大変な混雑の中でヘロヘロになりながら拝見しました。
それから昔のオリジナルバンド仲間と「イカレ堕天使」を結成。来年もバンドまくりだぜ。

スポーツでは、マーくんの連勝記録もあって、楽天が日本一。
バレンティンのホームラン記録や、メジャーでは上原の大活躍もすごかったねえ。

12月には本田のミラン移籍が正式に決定。ミランの10番ですよ!
来年のワールドカップも楽しみだ。まずはコートジホワールをなんとか。

安倍総理の靖国参拝もあったし、さらに冷え込む日韓関係に、
中国の大気汚染(PM.2.5)など、来年も引き続き大きな問題となってゆくでしょう。

メタルとプログレCDレビューは666枚を達成。本当は671枚ね…ちょっと多かった。
来年は少しレビューを減らして、己の創作にどっぷりと浸る時間を増やしたいと思っています。

ということで、
来年もこの世界とともに、メタルとプログレを、どうぞよろしく。
よいお年を〜!



                スサノオのおわす我がO宮にて とうせい


11/20


昨日はDARK MOORの来日公演観てきましたよ!

場所は新宿WILD SIDE…DARK MOOR以外に日本のバンド3つと、韓国からISHTARも参戦。

Delgesuは、初期ソナタタイプのメロスピですよね。前に厚木で観ました。今回は間に合わず。

Sincerity Greenのステージには間に合いました。日本が誇る本格派のゴシックメタル。
美しい女性ヴォーカルの歌声に、美麗なシンセとヴァイオリン…3曲という短いステージでしたが、さすがの貫祿でした。



ISHTARは、前日厚木で観たのですが、やはり女性Voさんの超高音ソプラノは凄いですね。
今回ドラムが代わっていて、前に観たときのドラムがめっちゃ上手かったのでちょっと残念でしたが、
バンドとしてのパワフルな一体感はやはり見事。


ANCIENT MYTHが始まる前に、目の前にデカい人が割り込んできたので、ステージがほとんど見えませんでした。涙
AMはメンバーが代わってから初めて観たのですが、場数を踏んだパンドらしいさすがという演奏でした。

DARK MOORが始まる頃には、立錐の余地もないくらいのスシ詰めで、すでに我が足腰の披露もピークに。笑
ビールを取りにいって、最後尾のPAのテーブルに寄り掛かる感じで見ていました。
アルバムでのシンフォニック&クラシカルぶりに比べると、ライブではけっこうシンプルで普通のハードロックという感じですね。
もちろんドラムをはじめ、演奏力はさすがという感じでした。
ギターのエンリクは、遠目で見るとラモスみたいに見えたり。笑
ヴォーカルのアルフレッドは今日が誕生日ということで、
サプライズにケーキが用意されていて、メンバーたちはみな楽しそうでした。
ネオクラなトルコ行進曲や、2ndや3rdからの曲もやってくれて、会場も大盛り上がり。
ISHTARのVoさんが加わってのデュエット曲も披露。2度のアンコールも含めて、たっぷりのステージでした。


でもやっぱり、WILD SIDEは、普通にアマチュアのコピバンなども使うハコなので、
スペインきってのシンフォニックメタルバンドの初来日にしては、どうも物足りない…というか狭い会場ですね。
同程度のハコなら、渋谷サイクロンの方がサウンド的にも上だと思うんですが。

DARK MOOR以外の4バンドは各25分というせわしないステージで、当然のように時間も押していて、
終了後にすぐ家路についたのに、帰宅したのが午前0時過ぎという…いろいろな意味で無茶なイベントでした。笑
とりあえず、観られてよかったです。
次回はどうせならデカい会場で「シンフォニックメタル・フェス」みたいなのを期待したいですね!


11/11


日曜は川崎にエディ・ジョブソンの公演を観に行ってきました!



カーブド・エアから、ロキシー・ミュージック、U.K.にUKZの曲まで聴けて、かなりお得なライブでした♪
開演前にまず、エディ・ジョブソンの歴史のような、彼が年代ごとに参加したバンドの映像が流れて、
あらためて彼の音楽変遷をたどれました。

Curved Airから始まって…次に、ROXY MUSIC…そしてお待ちかねのU.K.という感じで
年代にそったステージ構成になっておりました。
もちろん定番の“In The Dead Of Nigh”でお客さんは大盛り上がり!
ウェットン先生の変わらぬ歌声と存在感に感激でした。

演奏陣では、マルコ・ミネマンのドラムをじっくり観てました。
彼のドラミングは独特でけっこう好きですね。リズムの取り方も含めて。
しかし、あんなに両手を深くクロスさせて叩く人ってあんまりいないよね。
アレックス・マカチェクのギターもなにげに檄ウマでした。
服装は地味だし、アクションも少ないので、あんまり目立たないんですが、
よくよく聴いていると、このヒト、とんでもなく上手いんじゃないの!という…
さすが、ホールズワースの再来と言われるお人ですな!

いわば今回は、UKZのメンツ + ソーニャ、ウェットンという感じの公演でしたね。
UKZの曲になると、演奏のレベルがさらにひとつ上がった感じで、
やり慣れた曲を構築してゆく演奏のパワーというものが感じられました。

Curved Airの曲も良かったんですが、ちょっと違和感がありました。
もともと70年代英国のサイケなルーズさが持ち味なだけに、ミネマンやマカチェクという、
いわばモダン育ちのバカテクプレイヤーがやる音楽ではないので…妙にカッチリしたカーブドエア、という感じでした。
ソーニャ・クリスティーナの歌声は英国らしい哀愁があってよかったですが、硬質な演奏に埋もれていたのが残念。
まあ、これはこれで、めったに聴けないものを聴いたなと。笑

しかし、17歳でCurved Airに加入して、ちょうど40年…そ
れを日本の地で演奏するというのも、当時のエディ少年は思ってもいなかったでしょうな。


10/10


昨日は渋谷クラブクワトロにIHSAHNのライブを観に行ってきました。

伝説のブラックメタルバンド、EMPERORのリーダー、
そのイーサーンの音楽は激しくも美しい芸術的な感性に溢れていて、
僕にとっては特別なアーティストの一人なのです。

オープニングアクトは、プログレメタルのLEPROUSで
シンセでヴォーカルのEinar氏は、かつてEMPERORのライブメンバーでもありました。

LEPROUSのアルバムは、サイケ要素だったり、シアトリカルな世界観の
いわば異色のプログレッシブ・メタルなのですが、
ライブでも、Einar氏は存分にその個性的な歌声を発揮、
むしろ、シンセは適当に弾きつつ、パフォーマンス的な動きと
演劇的なヴォーカルのインパクトが強かったです。

そして、このバンドは全員がIHSAHNのバックも務めるので、
演奏が終わっても、セッティングはそのままというのが便利ですね。

いよいよ、IHSAHN先生がステージに登場、
LEPROUSのメンバーを従えて中央へ…その出で立ちは、さながら知的な芸術家という風貌。

トリプルギター編成で再現されてゆく楽曲は知的でプログレッシブな構築センスに包まれており、
ときおりメガネを直すイーサーンのしぐさは、まるで学者肌のアーティスト。
それでいて、ブラストする激しい曲などでは
かつてのブラックメタルのレジェンドたる面影を感じさせてくれました。

じつは今回、とある方から番号一桁のチケットを譲っていただいたので、
なんと最前列に陣取って見る事ができました。感謝感謝です。
ああ。イーサーンが2m先に…涙

アンコールではついに、かつてのEMPERORの曲もやってくれて感無量でした。
ああ、やっぱりエンペラーが好きだ。もっと聴きたい!
来年のヴァッケンで復活するようですが、日本には来てくれないかなあ。
サモスの犯罪歴がネックになって来日はできないのかも。涙

ともかく、伝説のアーティストを間近で見られて幸せでございました。


クワトロの前にて…とうせい


10/8


10.6 花小金井TSP のアニソンライブ、無事終了しました!
ご来場のみなさま、ありがとうございました♪



会場前の凛々しいワタクシ


本番前。気合入ってます!


BFFの愉快なメンバー達

ナディアをはじめ、怪傑蒸気探偵団やターンエーのラストED、サイバーフォーミュラなど、
好きな曲を演奏できて楽しかったし、
ヴォーカルさんの結婚式前にライブができてよかったよかった。
来月はその結婚式にもゆきます。黒の革靴買っちゃった。笑

また、機会があったらアニソンやりたいですね。
オリジナルのアニソンっぽいバンドとかもいいかも。


8/24


先日、高田馬場にて真夏のメタルセッションが催されました

一時は開催すら危ぶまれましたが、フタを開けてみれば、なんと20曲も成立!
大変に盛況なセッション会と相成りました。


以下セットリスト

Crimson Glory - Red Sharks
METALLICA - Creeping Death
METALLICA - Master Of Puppets
Iron Maiden - The Number Of The Beast
Iron Maiden - 2 minutes to midnight /
Iron Maiden - Hallowed be thy name
MANOWAR- Manowar
STRATOVARIUS - Out Of The Shadows
Stratovarius - Speed of Light
Yngwie malmsteen - No Mercy
Yngwie Malmsteen - Rising Force
HELLOWEEN - Eagle Fly Free
聖飢魔U - FIRE AFTER FIRE
Rage - Higher Than The Sky
Nocturnal Rites - Hold On To The Flame
MANOWAR- Blood of My Enemies
Rage - Invisible Horizons
Black Sabbath / Paranoid
Judas Priest - Night Crawler
Black Sabbath'83 / Smoke on the Water (Deep Purple Cover)

自分は、メタリカにマノウォー、ストラトにノクタにジューダス、メイデンもドラムを叩かせていただきました。
いやー、疲れたけど楽しかった!





演奏した曲をいくつか載せてみます。

MANOWARの名曲“Blood of My Enemies”
ヴォーカルさんの迫力はまさに女戦士!カメラのバッテリー切れのため動画が途中までなのが残念。涙
http://www.youtube.com/watch?v=mt8goO6kKbM

Nocturnal Rites - Hold On To The Flame
クサメロまくりのノクタです♪
http://www.youtube.com/watch?v=oXsCYeFc1K4

Judas Priest - Night Crawler
ジューダスのドラム叩いたのじつは初めてです。ギターとベースに隠れて自分の姿はあまり見えないです。涙
http://www.youtube.com/watch?v=fYSjVIPe6WA


スタジオの中も外も、じつに熱いセッションで御座いました。
次回はマノウォー&ジューダス&ライオットセッションの予定です♪


5/7


「5.5 端午の節句はメタルでナイト」
無事終了しました!

*出演*
VIPER JAPAN
赤坂カカス (CARCASS)
アルプスの撃墜王ハイジ (IRON MAIDEN)
メイド喫茶 プリティ (Pretty Maids)
AND THEM (ANTHEM)


思えば…昨年の7月のセッションで気軽にVIPERをやったところから、この話が始まったのであった。
どうせなら、いまだかつて(おそらく)誰もやったことがない、「Theatre Of Fate」の完全再現をやろうじゃねえかと。
ANGRAではなく、あくまでVIPERを選んだというところに、我らのクサメタル愛を感じていただきたい。

しかし、なんという無茶な思いつき…メンバー探しも含めていろいろ苦労しつつも、
こうしてついに、そのときを迎えることができました。

さて、本番ですが、演奏の方は本家同様、走ったりヨレたりというところまで、なかなか再現できたかと思います。笑
カッチリしていないことこそ、この時代のメタルの魅力であったのですよ。Yeah〜!

しかし、対バンさまの上手かったこと!
本当は、VIPERと一緒にやるなら、もっとヘナチョコなバンドで固めるつもりだったのに、
なにげにどのバンドさんもクオリティが高くてびっくり。大変濃密なイベントになったことを感謝いたします。

この日のために名古屋から駆けつけてくださった美女や、偉大なるマンガ家先生などもいらっしゃり、
そして、ワタクシのつぶやきを見てVIPERを見る為にやってきてくれた方々もいたりして、
多くのお客さんの中でライブができたことに感謝しきりです。

このVIPERの再現動画は、きっといずれ…太平洋を超え、アンドレ・マトスの元にも届くでしょう(ホントかよ)。
いずれ、ヴァイパー来日の際には(ないでしょ)、その前座を目指すという野望もあります。

そして、本当は今回限りのはずだったのに、7月にもう一回だけやることになりそう。
*VIPER JAPANのぺえじ参照
VIPERは永遠に不滅です…。嘘です。いえ、たぶんもう1回はやります。

長島さん、松井さん、国民栄誉賞の受賞、おめでとうございます!
同じ日に、歴史に残るVIPERの再現ライブができたということは、我が生涯最大の思い出のひとつとなりました。

対バンしてくれたみなさまはじめ、熱烈なるVIPERのファンのみなさま、ほとんどその他のお客様、
みなさん、本当にありがとうございました!



対バンしたプリティなメイドさんバンドの方々。左から2番目の方は女性ですw


我がVIPER JAPANの雄姿




いやー、メタルって、ホントにいいもんですね!
また次回、お会いしましょう!


3/28


今日は暖かいので、地元の公園をお花見がてらにお散歩してきました。
ここは都内の名所にも負けない綺麗な場所なのですよ♪










3/25


今年はずいぶんと桜の開花が早かったですね。

先日の土曜日はNightwishバンド始動の顔合わせがてらに、代々木公園へ行ってまいりました。
原宿駅は人込みでごった返していましたが、公園内の桜は人々の喧騒にも負けず、綺麗に咲き誇っておりました。


ちょうど日が沈む直前だったので、かろうじて写真がとれました。


枝からちょこんと顔を出すお花が可愛い。



3/17


思えば21年前…
当時プログレにハマりかけていた若かりし日の自分が
新宿のDisk Unionでジャケ買いをしたのが、アングラガルドの1stでした。
当時の日本盤の帯には「ザ・シンフォニック組曲」という、なんともそそるタイトルが付けられ、
どことなく神秘的なジャケに導かれるように、なんの知識もないまま購入したのでした。


「Hybris」 1992

もの悲しくも緊張をはらんだイントロのピアノの旋律から、
なにかただならぬものを感じましたが、楽曲の方も衝撃でした。
薄暗い叙情性と先の見えない展開、そして、随所に折り込まれる土着的な旋律…
プログレ初心者の自分にとって、クリムゾン的な叙情とかメロトロンとか、
そういったものはまったく考えもせず、ただ彼らの描く世界観に飲み込まれ、
北欧プログレの魅力にどっぷりと漬かることとなったのです。

こうして彼らは、そのときから自分にとって特別なバンドとなりました。
その後、同じように北欧から現れたANEKDOTENも聴きましたが、
自分にとっては、トラディショナルなメロディと繊細な美意識を含んだ
ANGLAGARDのサウンドがより好みでした


Epilog 1995

1995年には2nd「エピローグ」を発表、ライブアルバムも出しますが、
その後沈黙。バンドは解散したらしく、非常に残念には思いましたが、
彼らが開いてくれた北欧プログレの世界は、引き続き私を魅了し続け、
ご存じのように、多くのバンドをマニアックに探求するという、
ヨーロピアンプログレ道を、こうして自分は進み続けているわけです。

それからANGLAGARD復活の噂は、ときどき聞かれていましたが、自分は半信半疑でした。
そう、2012年に実際に復活作が出るまでは。


「Viljans Oga」 2012

おお…20年ぶりの復活。そして、まさかの来日公演決定!
にわかには信じられない気持ちでしたが、ともかくチケットをとらねばと。
正直、クリムゾン・プロジェクトはどうでもよかったのです。
ファンの方には申し訳ないですが、自分にとっては完全にアングラガルドがメインでした。



そして、いってまいりましたよ!
会場に入ると立ち見の人々もいて、クリムゾンの人気の高さが窺えます。
座席につき、ステージをみれば、すでにアングラガルドのセッティングが整えられ、
中央に置かれたメロトロン、左側にドラムセット、奥には銅鑼やビブラフォンも見えます。
自分はやっぱりアングラガルドTシャツが欲しくなって、ガマンできず買いにゆきました。笑
そして、いよいよ開演!

美しいフルートの音色が響き出すや、そこには北欧の寒々しい空気が広がりました。
メンバーの演奏もさすが見事で、リズムチェンジの多い複雑な展開と静と動のメリハリ、
大胆なまでのダイナミクスを繊細に表現しながら、随所に魅力的なメロディを盛り込んでゆく、
ひとつの世界を共有するような演奏、表現者としての一体感は感動的でした。

とくに 中央に立つフルートのおねえさんは、ときおりサックスに持ち替えたり、
メロトロンを弾いたりと大活躍。メロトロンを奏でながら風船を膨らませ始めたときには、
なにをするのかと思いましたが、まさか風船の口をマイクに当て、
それすらも楽器のひとつにしてしまうというのは驚きでした。

ドラムはときにビブラフォン(鉄琴)を演奏したり、シンセ奏者がサックスを吹いたりと
長大な楽曲を完成させるための個々のメンバーの細やかな役割が、
スムーズに合わさってゆく様にも感心いたしました。
セットリスト的には、大好きな1stの曲や、2ndからも聴けて嬉しかったですね。

この曲とか、まさに北欧からしか出て来ないメロディですよね♪やってくれて嬉しかった!
*Anglagard - Kung Bore

オープニングアクトなので、1時間15分くらいの短いステージでしたが、
ポップミュージックにおける収束やモダン化とは無縁な(というか真逆な)
北欧プログレの神髄を楽しみましたし、このバンドの希有なる魅力を再確認した思いでした。



ということで、
クリムゾン・プロジェクトの方は自分にはオマケでしたので、詳しい感想は省略。
いきなり“Red”で始まったのは良かったですね。お客も盛り上がってました。
ツインドラムに、スティックのトニー・レヴィンを含め2人のベース、
エイドリアン・ブリューを含め2人のギターという、変わった編成で、
ほぼ、右と左で2バンドいるという状態でしたな。

にしても、トニー・レヴィンはすげえ。なんだあれ。
あと、ドラム的には、パット・マステロットよりは、むしろ、
右手にいたトビアス・ラルフさんのキレのいいドラムが気に入りました。
この人、ほかになにやっているんだろう?気になる。


正直、もっとアングラガルドが見たかった。
次回はぜひ、メインで来日して欲しいです!



2/12


WITHIN TEMPTATIONコピーバンド、Ocean Queenライブ無事終了しました!

2013 2/11(月祝)
【建国記念はメタルでナイト】 沼袋SANCTUARY


*出演
Ocean Queen (WITHIN TEMPTATION)
海Project (Nightwish)
SwC (SexMachineguns)
めたるぼりっく

*Ocean Queenセットリスト

Forsaken
Stand My Ground
Jillian
Jane Doe
Mother Earth
Ice Queen





盛り上げていただいた対バンさま、ご来場の皆様、
ありがとうございました!



1/13


新年あけまして、おめでとうございます。
今年もメタルとプログレで頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


さてさて、
行ってきましたよ〜!
ヨーロピアン・ロック・フェス 2013 !
ああ…まさかのThe Flower Kings来日なのでした!!


思えば本格的にプログレにハマり始めた頃、
1994年にROINE STOLT「The Flower King」を聴いてから19年…
ついに、ついに、この日が来たのです。
来日は実質2回めなのですけど、自分にとっては初のフラキン体験ですから、
それはもう興奮しようというもの。

ファンクラブの会長さんのご尽力、新作の試聴会や、
来日署名運動などにも微力ながら協力させていただき、
その夢が、ついにこうして実現することになったのです。

クラブチッタ川崎へ着くまでの間もドキドキしっぱなし。
いや、前日からもう興奮して他の作業が手につきませんでした。
いよいよだ。いよいよ夢の時間が始まるのだ。



まず初日は、ANEKDOTENThe Flower Kings

会場はもう、この日を待ちわびたプログレッシャーたちの静かな熱気に包まれており、
ワタクシもコーフンを押さえつつ座席へ。前から4列めという絶好の位置でした。デボさま感謝です!

まずは、前座のアネクドテン。日本ではむしろフラキン以上に知名度があるんですよね。
しかしながら、自分の目的はあくまでフラキンなので、今回ばかりは正直アネクドはオマケです。
もちろん、音楽的にはアネクドテンも好きなバンドですからしっかり楽しみましたよ。
女性メロトロン奏者の奏でる生のメロトロンサウンドにウットリしつつ、
薄暗い北欧の叙情、浮遊感のある演奏を味あわせていただきました。

インターバルを挟んで、次はいよいよ真打ち登場。
ステージが開いた刹那、もうそこにはフラワーキングスがいたのです。
まず目に入ったのは新加入のドラマー、フェリックス。
ステージの左端に陣取るドラムセットがまさに自分の席の正面でした。
ステージ中央には二人のギタリスト、右にロイネ・ストルト、左にハッセ・フレベリすが立ちます。
ハッセのギターは左利き仕様なので、二人が並ぶと左右対称のVの形を描く感じ。
その右側にベースのヨナス・レインゴールド、一番右端にトマス・ボディーンのシンセという布陣。

ああ、曲が始まる…
あとはただもう、彼らの演奏、その世界に浸るのみでした。
一流のミュージシャンたちの演奏というのは、やはり格が違うものなのでした。
バンドとしてのパートナーシップ、楽曲に対しての真摯な構築スタンス、
メンバー同士の阿吽の呼吸、リズムとメロディとが一体となり、
ときにゆるやかにも静かに、ときに激しく壮大に、音が重なってゆくのです。

ひときわはしゃぎまくるフェリックのドラムが楽しげだったし、
フロントマンとしてのハッセの気合の入り方もすごかった。
ヨナスのベースの存在感の大きさにも感銘を受けましたし、
シンセのトマスが思っていたより格好よかったりと、
つまりは、メンバー全員が凄いのですが、

なんといっても、ロイネ・ストルト。
僕の目は、最初から最後まで、ほぼロイネに釘付けでした。
彼のギタープレイ…その精細にしてエモーショナルな旋律、
いちいち絶妙なまでのリズムの取り方、
飄々とした立ち姿、力の入りすぎないクールさと、
一音一音へのこだわり、表現者としての高度なまでの視点、
そのすべてにしびれました。

 かつて、ロバート・フリップは
「見習いは技巧の技巧を実践する
職人は技巧の芸術を実践する
名人は芸術の技巧を実践する」
ということを書いていましたが、
まさに、ロイネのプレイは名人の域に達した者のみが奏でなれる、
芸術の技巧であったと思います。

ただもちろん、ロイネばかりが前に出すぎることはなく、
フラワーキングスというバンドの描くサウンドはひとつの宇宙を作っていて、、
彼らが本物の「特別な」バンドであるということを確信させてくれました。
このすべてにおいて特別なバンドというのは世界中にもそうは多くはない。
もちろん、90年代以降の北欧プログレ発展の立役者という、その歴史的な意義も含めて、
フラワーキングスという存在の大きさ、偉大さをあらためて実感いたしたのでした。

曲に関しては、新作「Banks of Eden」からの曲はもちろん良かったですし、
前の日になにげなくツイッターでつぶやいた「The Rainmaker」からの曲もやってくれたり、
“In The Eyes of the World”や、シンセソロに続いての“Stardust We Are”も嬉しかったです。

こうして、ライブが終わったのは22:40くらい。
夢にまで見たフラキンとロイネの音楽に浸りきり、帰宅したのが0時すぎでした。
おおそうだ、また翌日(というか今日)もフラキンが見られるのだ。
夢はまだ終わらない。なんという贅沢なことよ。


で、二日め
この日はMOON SAFARITRETTIOARIGA KRIGETThe Flower Kingsという、
これまたとんでもなく奇跡的なラインナップ。

とくにムーン・サファリはその爽やかな叙情メロディでにわかに日本でも認知度が増してきましたね。

ライブの方もじつにキャッチーで爽やか、優しくてメロディアスな音でした。
ドラム以外の全員が歌をとるのですが、とくにフロントマンのアコギ&ヴォーカルさんのキャラがよくて、
その情感的な歌声や一生懸命なノリ方も含めて、もう彼は凄いロマンチストに違いない…というような、
少し気恥ずかしくなるくらいの、優しく爽やかなものを感じました。
あと、左手のシンセ&ヴォーカルの彼はイケメンでしたなあ。
メンバーはみな若くて、ドラムさんはかなりガタイがよくてパワフルでしたね。

前日にフラキンの素晴らしさを見てしまっていたので、演奏自体にはさほど感銘は受けなかったのですが、
やはり綺麗なコーラスハーモニーは絶品でしたし、なによりアンコールは、
個人的にも彼らの作品の中で一番好きなこの曲でした。
“The Ghost of Flower Past”
この切ないまでの叙情は、家で聴いていてもウルっとしてしまうのですが、
ライブで聴かされてはもうたまらない。思わず込み上げてみたものを押さえられませんでした。涙
まだまだ若いし、今後も楽しみなバンドですね。

さて、お次は
「30年戦争」という意味を持つ、トレッティオアリガ・クリゲット
メンバーは「お父さん」たちのような風貌の大ベテランです。
古き良き70年代テイストのブルージーな渋さに、
スウェーデン語のヴォーカルと、ときおり聴かせる土着的な雰囲気が独特で、
まさに、70年代のスウェーデンロックが甦ったというようなサウンドでした。
おじいちゃんみたいなドラムさんのパワフルなプレイ、抜けのいいスネアの音は素晴らしかったし、
パンドのソングライターであるベースのうねりの効いた音の存在感、
ときどき北欧の土着性を感じさせるフレーズがとても印象的でした。

そして2日目のフラワーキングスだよ!
二日めなので、もう感動はしないかな…などとそんなことはいっさい思いません。
何故って、やっぱり開演前から同じように緊張して、ドキドキで手が汗ばんで…
なにしろ、だってもうこれっきり観られないかもしれないんですよ!
自分の人生において、特別なバンドというのはじつはそう多くはないのですが、
その大きなひとつが間違いなくフラキンなのです。
たぶん、これから次回来日することがあったとしても、同じように興奮しドキドキすることでしょう。

ああ、もうステージが始まる。
昨日は座席が左寄りだったのですが、今日は右寄り、ロイネの立ち位置がバッチリ見えます。
サウンド的には、昨日ほどはドラムのフェリックがはしゃぎすぎてなかったので、
むしろベースの方が大きく聞こえました。
セットリストも、いくつかを除いてはたぶん大きくは昨日とそう変わらない。
でも、何度聴いたっていいんです。ロイネがギターを弾くのなら、それは毎回違う興奮があるのです。
おそらく、このバンドの大曲に関しては、ロイネ以外のギターであったら間がもたない…
というか、ここまで興奮はしないと思います。それほどロイネのギターは魅力的で、
音が生きいていて、聴いていて楽しいのです。そのゆったりとした動き…曲の世界観に浸るかと思えば、
常に出音を調節する冷静さ、ときおり周りのメンバーたちに「楽しんでるかい」というように顔を向けたり、
また、ペットボトルではなく、ライブ中に陶器のマグで飲み物を飲むという優雅さもじつにロイネらしい。
まるでギターを弾く仙人のような、飄々とした姿、その生き方そのものが、表現者としての彼を魅力的にしている。
何度も彼の奏でる音にウルウルとなりました。自分もロイネのような年の取り方をしたいなあとすら思いました。

アンコールの“Last Minute On Earth”“In The Eyes of the World”で二日間の夢は幕を閉じました。
掛け値なく、人生で観た最高のライブだったと思います。
ありがとう、フラワーキングス、ありがとうロイネ!

帰り際に、昔のオリジナルバンドのギターで、やっぱりロイネが大好きなN中くんと合流、
「人生の目的のひとつが叶ったな」と手を握り合いました。

次に訪れる夢のときまで。ええ待ちますとも。
フラキン最高。北欧プログレ最高。それがすべてです。
これからもプログレの伝道師として自分も及ばずながら頑張ってゆこうと思いました。

北欧の涼やかな理性と叙情、音楽への愛情、真摯な情熱。
その場に自分が居られたことに、今後もずっと感謝し、誇らしく思える。
そんなライブだったのでした。





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