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MYLENE FARMER
ミレーヌ・ファルメール
カナダ出身のフランス系ヴォーカリスト。
ユーロビートを基本としながらも、そのうっとりとするような美声と、ときに薄暗いゴシック的な世界観やまるで映画並みの壮麗なビデオクリップなどで、独自の世界観を作り上げている。
世界中に熱狂的なファンも多く、その姿はもはやただのヴォーカリストではない。
真の意味での世界的アーティストといえる存在だろう。
「CENDRES DE LUNE」
ミレーヌ・ファルメールの1st。1986作
彼女の代表作である2nd「AINSI SOIT JE...」、3rd「L'ANTRE...」に比べると歌声にも妖艶さよりは少女(少年)めいた初々しさが感じられ、彼女特有の「美と暗黒」の世界観はまだ影をひそめている。薔薇の蕾。
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「Ainsi Soit Je...」
ミレーヌ・ファルメールの2nd。1988作
日本でのデヒュー盤。このジャケのアンニュイなイメージ通り、単なるユーロビートの枠を超えた不思議で耽美な世界観、フランス語によるミレーヌの絶品の歌声にうっとりとなる。
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「EN CONCERT」
ミレーヌ・ファルメールのライブアルバム。CD2枚組。1989作
これは2nd発表後のライブで、アルバムよりも演奏がタイトな感じで躍動感がある。
長ったらしいイントロはライブならでは。こうしてその場の人々は彼女の世界観に入ってゆくのだろう。
インナーのフォトを見るにこのころの彼女は衣装といい雰囲気といい「少年」的な中性さを演じており、最近の聖母的なイメージに脱皮する前の、はかなさともろさをかいま見せているようだ。
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「L' Autre...」
ミレーヌ・ファルメールの3rd。1991作
まずこのジャケのインパクト。白を背景に黒い鳩が妖しげなイメージをかもしだす。
「二重人格」というタイトルもそうだが、サウンドの方も前作よりもさらに叙情的になりはかない美と倦怠、薄暗さをともなった空気が、ゴシック的な耽美さを強調している。
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「Dance Remixes」
過去の楽曲をリミックスし直した編集アルバム。1992作
原曲よりもテクノっぽくなったり、クラブ風になっていたりする。
なお、日本盤は1枚ものに編集されているが、海外盤は2枚組で全15曲を収録。
ミレーヌファンならばやはりこれもチェックすべし。
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「ANAMORPHOSEE」 「INNAMORAMENTO」
フランスが生んだ美とアンニュイの歌姫、ミレーヌ・ファルメールの4thと5th。まとめてレビュー。
基本はダンス系のビートミュージックだが、その悲しいまでの美しい歌声と、特異な世界観から、ゴシック的暗黒ささえもうかがえた彼女のアルバムは、前作「二重人格」にて頂点をきわめた。
自身がLAに移り住んでからのこの4thでは、かつての暗黒性、寓話性は薄れ、純粋にヴォーカリストとしての「歌」で勝負に出たという印象だ。
ギターの導入や、過剰な演劇性を排したモダンなアプローチは、彼女の等身大の作風といっていい。
5thになると、しっとりとした叙情性を大人っぽく聴かせる歌声で、今まで打ち込みだったドラムも生音になって、ぐっと人間的な音楽に近づいている。
かつての妖しい少女的な魅力から脱皮し、大人の女性としての力強さを感じさせるようになった。
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「LIVE A BERCY」
カナダ出身、フランスの女性歌手、ミレーヌ・ファルメールのライブ作品。1997作
基本はユーロビートなのですが、彼女のキャラクター、世界観がそうさせるのかダンサブルな中にも一抹の翳りが垣間見え、そこがヨーロピアンな質感になっているのです。
また、アルバム版よりも、バックがすべて生演奏なだけに、ロック的なダイナミズムも感じられ、これからミレーヌの音楽を聴きたい、という方にも勧められます。CD2枚組。
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「MYLENIUM TOUR」
カナダ出身、フランスの女性歌手、ミレーヌ・ファルメールのライブ作品。2000作
先にDVDで見ていたので、イントロからのミレーヌの登場シーンであのギーガーちっくな大仏の顔がぱっくりと開いて降りてくるミレーヌの絵を想像してしまう。
曲が始まると、彼女の天上の美声が艶やかに響き、うっとりとなる。
人々を包み込むような母性さえも身に付けたかのようなその歌声は、どこか厳かですらあり、ミレニアムを記念するライブに相応しい雰囲気と、スケールの大きさを感じさせる。
バックの演奏や、曲もどこかしっとりとしたアレンジで、空間的な音の広がりが素晴らしい。
ケースは豪華板金製で、ブックレットにはミレーヌの色っぽいライブショットが満載!
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「Les Mots」
カナダ出身のフランス系シンガー、ミレーヌ・ファルメールのベストアルバム。2001作
1986〜2001年のシングルを集めたベストアルバム。CD2枚組で全30曲収録。
翳りあるユーロビートに乗る、フランス語によるミレーヌの美しい歌声にうっとり。
ブックレットのエロティックなフォトも必見です。
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「Avant gue l'ombre...」
フランスの女性歌手、ミレーヌ・ファルメールの6th。2005作
前作から6年ぶりのアルバムだ。このジャケだけでもうメロメロ…(笑)
初期の頃はやや少女めいていた彼女も、時を重ねてますます色っぽく、そのフランス語の歌声、発音のひとつにもいっそうの妖艶さが増している。
彼女の歌唱はただ美しいだけでなく、なんというか…まるでゆるやかに心の中に忍び寄る、薔薇の香りのする毒気のようなものが含まれている気がして、そこがまた良いのですな(笑)
しっとり曲でのバックのシンセも美しく、大人の魅力溢れるミレーヌの歌声にまた虜になりそうだ。
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「Avant que l'ombre... A Bercy」
ミレーヌ・ファルメールのライブ作品。2006作
アルバム「Avant que l'ombre」にともなうツアーからのライブを収録。
妖艶な表現力とともに、女性的な母性を感じさせる優しさをまとったミレーヌの歌声が響きわたると、それだけでもううっとりだ。CD2枚組。同タイトルのDVDも有りそちらも必見。
美声度・・10 妖艶度・・9 母性度・・9 総合・・8.5
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「Point de Suture」
ミレーヌ・ファルメールの7th。2008作
打ち込み系のダンスビートに乗る、フランス語の美声には相変わらずうっとりだが、全体的にはこれまでの耽美な色気と毒気が薄れていて、やや地味な印象か。
ただ、言い換えれば大人のミレーヌの落ち着きと余裕が感じられる好作品だとは思う。
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「No 5 on Tour」
フランス系女性シンガー、ミレーヌ・ファルメールのライブ作品。2009年作
80年代のデビューから、現在までにアルバム7枚に、DVDやシングルも多数、世界中に熱狂的なファンをもつ彼女であるが、ライブ作品としてはこれが5作目となる。
2008年作「Point de Suture」からの曲をメインにしながらも、新旧織りまぜた選曲で楽しませてくれる。
生演奏である分、スタジオ盤以上にロック的な躍動感も感じられ、大人の艶めかしさを身につけたミレーヌのフランス語の歌声にうっとりとなる。
初期の曲がよりアダルトな雰囲気で楽しめるのも嬉しい。ライブ映像も見たくなります。
フレンチ度・・9 臨場感・・8 歌声度・・8 総合・・8
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「Bleu Noir」
ミレーヌ・ファルメールの8th。2010年作
サウンドは一聴して軽くなったようにも思えるが、ヨーロピアンな情緒はちゃんと残っていて、ユーロビートとしてのシンプルな曲調の中に、熟成したミレーヌの情感が隠されている。
反面、これまでの艶めいたような歌声とセックスアピールは抑え気味で、爽やかといってもよい叙情性が意外な感じもするが、これはこれでいい作品だと思う。
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「Monkey Me」
ミレーヌ・ファルメールの9th。2012年作
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「Interstellaires」
ミレーヌ・ファルメールの2015年作
これまで通りの翳りを帯びたユーロビートの中に、フランス語のミミレーヌの歌声でゆったりと聴かせる。
ギターなどを取り入れたロック寄りの雰囲気と、デジタルシンセの重なりが味わいになっていて、歳を経てアダルトな雰囲気になったミレーヌの歌声は、そのやわらかな表現力に磨きがかかっている。
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■映像作品
DVD 「MUSIC VIDEOS」
ミレーヌ・ファルメールのビデオクリップ集。
曲自体は憂いを秘めた美声によるフランス語のユーロビート、と言っていい物なのだが、彼女の世界を真に知るためにはこのビデオクリップを見ることが不可欠だと思う。
この映像を見ながら、私は何度驚嘆と戦慄に身を震わせたことだろう。
一体何が彼女をこまでさせるのか、という。畏怖とも感動ともつかぬ震え。
まず凄いのは、ビデオクリップの金のかけ方で、たった5分か10分の曲のプロモ映像にまるで映画一本分の壮大さとドラマ性を持ち込んでいる点。
そしてそれらの全てに出演しているのがミレーヌ本人であるという点だ。
映像の中で彼女は、時に全裸の肢体をさらして愛する男と激しく絡まり合い、ときに清楚な貴婦人になり、ときに勇敢に馬に乗って戦場を駆け抜ける、そして、ときに角を生やした異形の美女となって雨に打たれ血の涙を流すのだ。
その起伏にとんだ演技力と感情表現は、到底一介の歌手などではない。本物の女優のそれだ。
映像にはヨーロッパの深遠を覗かせる静謐と叙情、そして暗黒と狂気と美があり、その耽美性が色濃く表れている。これを見ずしてミレーヌの本当の世界観は分からないだろう。
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DVD 「MUSIC VIDEOSU&V」
彼女が拠点をアメリカに移してからPVを集めた映像作品。
ビデオクリップの映像も、アメリカ映画を思わせるカット割りの多いものとなっていて、一見ヨーロッパ的静寂と暗黒度は薄れたように思えるものの、センスの良いメジャーな作りの中にも、彼女の持つアートな感性は所々に垣間見えて、やはり素晴らしいといわざるを得ない。
フランス語による情感たっぷりの歌唱は映像と結びつき、見るものを釘付けにせずにはおかない。
まるで香港ファンタジー映画のような中国美女に扮したミレーヌ、絶望にのたうち血の海に浸るミレーヌ、娼婦とファーストレディの二役を同時に演じるミレーヌ、サーカスで玉乗りをするミレーヌ、こと映像という視点からすると、ここまでの場所に到達している歌手がこの世界にどれほどいるだろうか。
彼女の表現するものは、愛と憎しみと悲しみ、光と闇、時の流れ、血と涙、美と醜、生と死、であり、それはつまりはこの世界のすべてである。ボーナス映像での、何十万人だか見等もつかない大観衆の前で歌う彼女の姿は、まるで女神のように輝いて見える。
陶酔に満ちた人々の顔を見れば明らかだ。この一人の歌手のために命をかける人間が、
たとえ何百万人いても、私は驚かない。これも必見のDVD。
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DVD 「LIVE A BERCY」
ミレーヌ・ファルメールの1997年のライブ映像を収録したDVD。
10万人はいるだろう大観衆の歓声の中、大胆なビキニにTバック姿のミレーヌが登場。
頭上から降りてくる透明な上衣を羽織り、妖艶な姿で歌い始めると観客は代興奮。
その後も曲のたびに衣装を変え、曲調によって歌い方や表情も変えるミレーヌの魅力満載のステージ。
男女多数のダンサーを付き従え、しなやかに踊りながら歌うミレーヌ。
ゴージャスな舞台装置は、ときに巨大なクモのようなセットに乗るミレーヌや、ケツ丸出しにするゲイみたいな男のダンサーも登場。飽きさせない。
演奏が生楽器な分ドラムもギターも硬質感があり、CDやPVでの曲の印象よりもずっとロックっぽい。
曲の途中涙に歌がとぎれる姿に、いかに彼女が一曲に情感を込めているかが感じられる。
明るめで派手なステージの中にも、パフォーマーとしての彼女の深遠な世界が見え隠れする。
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DVD 「MYLENIUM TOUR」
2000年のミレニアムを記念して行ったライブ映像を収録したDVD。
とんでもなく大掛かりなセットで、やはり10万人は軽くいるだろう大観衆が固唾を呑んで見守る中ジャケにもある「ギーガー版奈良の大仏」のような巨大な像の頭が左右に開いてミレーヌが登場。
透き通る白のドレスに身を包んだミレーヌが空中から降りてくる様は、さながら本物の天使か女神のよう。
「大仏(?)」の手の上に舞い降りた身じろぎ一つしないミレーヌが、やがて立ち上がり、静かに歌いだす。
崇高な空気をまとわせた美声の歌唱が始まる瞬間、画面を見ている私も引き込まれそうになった。
宗教儀式といっては言いすぎだが、どこか人ならざるような大きなオーラすらもまとわせ、人の内面に浸透してくるような情感を表現する術を身につけた彼女は、聖母か女神のように輝いて見える。
その後は例によって曲ごとに衣装を変えたり、アップテンポの曲ではダンサーとともに踊り、再び静謐な曲を情感を込めて歌い上げる。ライテイング等の演出を含めてまさに見事なステージである。
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DVD 「Music Videos IV」
2001年〜2005年までのビデオクリップを収録。2006作
今回も、映画ばりにドラマティックなPVから、日本のスタッフが制作したアニメPV、
濃厚なラブシーンや、極めつけはミレーヌがヌードになる妖艶なものまで幅広い。
大人の女性としてのしっとりとした色気を漂わせる彼女の表情ひとつで、男性ファンはノックアウトだろう。むろん歌声の素晴らしさは言うまでもない。
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DVD 「Avant Que L'Ombre a Bercy」
ミレーヌ・ファルメールのライブ作品。2006作
アルバム「Avant que l'ombre」にともなうツアーからのライブを収録したDVD。
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