ぎりぎりのヨツンヘイムから冥府への門を下るときは
魔剣ティルフィングを持ってゆけ

などと書かれた立て札を見つけると
その村が無性にいとしくなる

ただし、条件としては
込み入った問題を常に起こす情夫がいること

つまるところ、正しく使いさえすれば
矢も楯も鍛冶屋のもとを去るに違いないのだから

一罰百戒の毎日に飽きたら
ときには現状維持の向上心で丘へ登れ

見晴らしのいい故郷というのは
どうしても穏便なる態度で接してしまうもの

苦しむだけであれば、トーテムポールの上で
目指すはずの天上の調べは届かなくても

こき下ろして、徹底的に打ち砕いて
粉にしてカップに注げ

潤いの城の向こうに輝く未来はあるか
むしろ、滞った砂利のつまり具合が

君を安心させるだろう

カカオ70%は小気味よい陶酔を与える
ろくに丸めもせずに、一瞬をちぎり捨てるとは

愚かしさに笑い、励ましのしわがれ声で
三回つぶやいて。

くるめく灰色のまなざしと、
冬の乾いた空に、心のオーロラを描いたら

三回つぶやいて。

イザヤ・エレミヤ・ダニエル・エゼキエル

イザヤ・エレミヤ・ダニエル・エゼキエル

さあ、もう一回



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