最近のこと 2020年度 緑川とうせいの日記
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10/23

箱根から帰宅しました。
GoToのおかげで、普段は行けない高めのお宿に宿泊。



絶品のキジ料理と渓流沿いの露天風呂で癒されました。川のせせらぎに鳥の鳴き声、綺麗な星空のもとで入る露天は格別ですな。


キジのお造りは初めての体験でした。生なのに臭みもなくて美味しかった。


翌日は芦ノ湖へ。箱根神社に九頭竜神社をめぐりました。






芦ノ湖の穏やかな水面に木々の緑が美しかった。のんびり箱根を満喫しました。

帰りは小田原の名店わらべで、天丼とアジフライを食しました。
美味かったけど量がハンパなくて胃もたれに…涙



9/25


誕生日に多くのお祝いメッセージなどいただきました。
浅田さん、インペリテリ先輩も一緒におめでとう。真央ちゃんももう30歳か。早いねえ。

「ときのながれのなかで」

ホームページを始めて今年でちょうど20年。
あの時は、メタルとプログレで生きてゆけるなんて思ってもいなかった。
それまでは、買ったCDの感想や評価を手書きでノートに書き込んでいたのですが、どうせならネットに載せてみるかと思い立ち、当時は「Castle of Pagan」や「It's So Easy」といった大手レビューサイトをよく見ていて、それに追随するような感じでしたね。

最初は小説をメインのサイトにして、趣味の音楽レビューを載せてゆく程度のつもりだったのですが、気づけばたくさんの方々に見ていただけるようになり、いまでは私のサイトを見て育ったという方や、ミュージシャンになったり音楽業界に入ったという方、そして多くのメタプロ仲間との出会いもあり、ときにCDのライナー解説や雑誌の特集ページなどのお仕事をいただいたり、海外のバンドからレビュー依頼がたくさん来たりと、いまではすっかり音楽中心の生活となりました。

2020年になっても、メタルとプログレ、音楽と芸術への愛と情熱はかつてとなにも変わりません。
このコロナ禍でもむしろレビュー数は増えていて、今年は777枚を狙えるペース。笑
好きなことを情熱をもって続けることが、やがて大きな財産となるのですね。

出来ることを楽しんでやる。出来ないことは無理しない。ときに怠惰もけっこう。ただ好きなことには本気で取り組む。
いまは世界的にも大変な時期ですが、これからも好きなことを好きなだけを追求しつつ、世界と芸術にディープに貢献してゆきたいと思います。
よろしくメタプロ!

緑川 とうせい


8/29

安倍総理、辞意を表明。
難病を抱えながら、国のために日々公務を続けていたと。それだけでも尊敬に値するな。
大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
個人的には、アベノミクスのおかげで、メタプロで生活できるようになったと思っています。感謝。


5/30

Anyone's Daughter 「Piktors Verwandlungen」…私の9枚その4

幻想とロマンは、私がメタルとプログレに求めるファクターの、その最たるものである。日常から華麗に乖離したファンタジー、壮大で奇妙な幻想の夢にこそ、憂き世を忘れさせる強固なロマンが構築される。
ピーター・ガブリエル、スティーブ・ハケットが脱退し、ポップ化したGENESISには、私の愛する幻想の美学はもう残っていなかった。新たな「夢」に耽溺させてくれるバンドを探すうち、ついに私はそれに出会うことになる。
エニワンズ・ドウター…
名前の響きもどこか魅惑的で、夕暮れをバックに対をなす大木のシルエットが、ヨーロピアンな翳りとロマンの香りを感じさせる、この美しいジャケットを見れば、音への期待は早くも確信へと変わった。
タイトルは「ピクトルの変身」…ヘルマン・ヘッセの短編をテーマにした作品で、演奏の合間にドイツ語による詩編が朗読されるという異色のスタイルである。アルバム一枚がコンセプチュアルなストーリーになっていて、甘美なまでのギターメロディと美しいシンセを重ねた優雅なサウンドは、圧倒的なまでに色彩豊かな幻想美を描き出し、GENESISやCAMELを超えるほどの、シンフォニックロックとしての完璧な姿を提示していた。(ドイツ語の語りを理解できれば、さらに深く本作を味わえるのだが)
私がプログレ最高のドラマーの一人と考える、Kono Konopik(本作を最後に脱退)の叩き出すリズムも絶品で、スリリングな手数の多さに泣きのメロディに合わせて心地よいタメを効かせる、そのグルーブはまさに名人の域。アルバムのラストで観客の声が聞こえることで、初めてこれがライブ録音だと知ることになるのだが、それすらも些末事。
とにかく、演奏力の高さと豊饒なメロディが強固な世界を構築し、ジャケとコンセプト、そしてサウンドが一体となって、「ロマン」という名の幻想文学を音楽で形作った。それがこのアルバムなのだ。
なお、当時は、エニワンの全作品をCDで集めるのに大変奔走した思い出がある。現在はすべての作品が再発されていて手に入れられる、なんとも幸せなことだ。とくに1作目「アドニス」は本作と並ぶ出来なのでそちらも必聴である。



5/19

PFM「Per Un Amico」…私のプログレ9枚その3


なにせ、イタリアには長い名前のバンドが多い。バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ、イル・バレット・ディ・ブロンゾ、クエラ・ベッキア・ロカンダなどなど…。思い入れのあるバンドに関しては、バンド名とジャケがセットで頭にインプットされる。とくにそれが、若き日に熱心に追い求めたバンドの作品であるならなおさら。
中でもプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ…PFMは特別だ。プログレ初心者の私がこのバンドに出会えたのは、僥倖というものであったかもしれない。当時、地元にあったCDショップ「ヤマギワ」は、洋楽のコーナーが充実していることもあって、メタラーたるを自負する私はよく出入りしていた。まだ地元にDisk Unionはなく、新宿ユニオンのプログレ館や目白のワールドディスクへと勇んで出かけるのは、もう少しあとの話である。
あるとき、洋楽コーナーの棚に、「ユーロピアンロック・ハンドブック4」なる小冊子が置かれているのを見つける。無料ということで、なんとなく手に取って持ち帰った。そのころは、「プログレ」というものに興味は持ち始めてはいたが、「ユーロロック」という呼び方は知らなかった。
50ページほどのこの小冊子には、イタリアンロックをはじめとしたプログレ作品の紹介がたっぷり載っており、私は非常に興味深く読み漁った。そこにはイタリアのみならず、フランスやドイツ、そして日本の作品も紹介されていて、新しい世界が広がってゆくことにワクワクと心躍らせたものだ。いまにして思えば、私をディープなプログレ道へいざなってくれたのは、この冊子に他ならない。キングレコードと、監修の高見博史氏には心よりお礼を言いたい気分である。
さて、この冊子の冒頭で紹介されたのが、他でもないPFMであった。「空前絶後的な傑作」だと?…どうやらこれが最初に聴くべきバンドであるらしい。キングレコードからの日本盤が「ヤマギワ」にも置いてあった。さっそく買ったのは英語版「幻の映像」である。点描による繊細なジャケを眺めながらCDを再生させると、ヴァイオリンとフルートの入った優雅な叙情性を私はすぐに気に入った。それから「友よ」「甦る世界」「幻想物語」と、他のアルバムにも手を出すうちに、PFMは私のフェイバリットなバンドとなったのである。
2作目となる「友よ」でイタリア語によるプログレを初体験すると、感覚的に「英語よりいいぞ」と感じた。1曲目「ほんの少しだけ」のアコースティックギターとフルートによる優美なイントロから、アコースティックギターとフルート、クラシカルなチェンバロの音が重なり、ヴァイオリンを加えたバンドアンサンブルからイタリア語の歌声が入ってゆくあたりは、何度聴いても味わい深く、アルバムを聴き終える頃には、私はすっかりイタリア語の響きと、その美しさに魅せられていた。クラシカルで濃密なプログレサウンドにはイタリア語こそがふさわしいと。
その後は、バンコやオザンナ、ムゼオ・ローゼンバッハなどなど、イタリアンロックの果て無き探求が始まっていったのは言うまでもない。その入り口となったのが、間違いなくPFMなのである。



5/13

FRUUPP 「The Prince of Heaven's eyes」 …私のプログレ9枚その2

幻想とロマンを求めてメタルやプログレを聴く人間にとって、ジャケのイメージというのはとても大切なものである。とくに、ネットの情報などなかった、20〜30年前においては、CDショップに赴いて真剣に棚を物色し、ふと気になったものは、とりあえずジャケ買いをしなくてはならなかった。
なので、このバンドがアイルランド出身のプログレバンドなどとは知りもせぬまま手に取った私は、童話のようなジャケと「太陽の王子〜虹の果ての黄金伝説」という邦題にロマンの香りを嗅ぎとり、即座に購入を決意した。太陽を「Heaven's eyes」と表したセンスもなんとなくグッとくるではないか。
かつての日本盤は、今はなきテイチクの「ブリテイッシュ・プログレクラシックス」、CDケースの背部分に自分でタイトルシールを貼り付けるという特殊なものだった。余談だが、テイチクといえば、マニアックなメタル系のCDも多かった。ともかくも、今にして思えば、このようなマイナーバンドの日本盤があったおかげで、私は生涯の愛聴作に出会えたのである。
さて、そのサウンドは、美しいストリングスシンセに導かれて、ジャケのイメージ通りの牧歌的なシンフォニックロックがゆるやかに展開されてゆく。一聴した感じは地味ながら、イングランドのバンドとは微妙に異なる空気…涼やかな土着性というのだろうか、それが音の中にあって、ジェントルなヴォーカルとともに優しく繊細な味わいに耳が癒される。そうして聴き込んでいくうちに、脳裏にはジャケの少年が繰り広げる冒険の物語が浮かんでくるのである。 いかにも旅の始まりを感じさせるワクワクとするような1曲目から、繊細なピアノやメロウな叙情を奏でる泣きのギターにうっとりしつつ、ラスト曲「The Perfect Wish」の感動的な盛り上がり、そしてエンディング的なボーナストラック「Prince of Heaven」で幕を閉じるまで、淡い色をした幻想の物語に浸れる。じつに素敵なアルバムなのである。




5/12

GENESIS 「Nursery Cryme」…私のプログレ9枚その1


かつて「プログレ」という響きには、古さと新しさが混在したような、ワクワクとしたものがあった。
30年ほど前、すでにいっぱしのメタラーを気取っていた私が、いよいよ「そちら」に手を伸ばそうとしたのにはいくつかのきっかけがあったのだが、そのひとつが、B誌の1991年1月号「プログレ特集」の記事だった。
とりあえず有名どころから聴き始めるが、クリムゾンの「宮殿」を除いては、イエスもELPもフロイドも、当時の自分にはいまいちぴんと来るものはなく、早くもこの冒険は頓挫するかに思えた。
そんなときに、偶然に出会ったのが本作である。まずその妖しげなジャケット…よく見ると、クロッケーのボールが人の頭だったりと、奇天烈なセンスもさることながら、帯に書かれていた「怪奇骨董音楽箱」というタイトルにもひどく心を惹かれた。なにせ、大学の講義の合間に図書館で「江戸川乱歩全集」を読みふけるような人間であったから、そんな私が新たな幻想への扉を見落とすハズはなかった。
じつは、以前に最初に聴いたジェネシスは「MAMA」で、えらくがっかりしたのだが、ここにあるのは別物のバンドだった。とりわけ、1曲目「The Musical Box」は私にとっての生涯の名曲となる。
幻想小説のページをおそるおそるめくるような序盤から、しだいに勢いを増してゆく間奏部。物語を語るようなピーター・ガブリエルの歌声、妖しいフルートの響き、叙情的な旋律を奏でるスティーブ・ハケットのギター、そして、ラストに向けてのドラマティックな高揚感。
私はそこに、馥郁たるロマンの香りを見つけたのだ。

Why don't you touch me touch me
now now now now now!



3/25

地元の名所に桜を見に行きました。

今年は屋台が出ていなくて少し寂しい感じでしたが、けっこう人は多くて、それでいてわりと静かな感じでした。


世界がどうなろうとも桜は美しく咲いて、また散るのですね。


どういう状況下においても、季節のうつろいを愛でる平穏な心を忘れずにいたいものです。



2/10

エンドランス、ライブ無事終了しました!


お客さんもいっぱいで、楽しくてつい爆音でドラム叩いてしまいました。吉祥寺Planet Kは音がいいですね。


リハではバランスよかったのに、本番だとついたぎる力が入ってまう…アドレナリン出る男と呼んでください。
ご来場のみなさま、スタッフさま、対バンさま、ゲストで参加してくださった響子さん、ビールの帝王はじめ我がメンバーのみなさま、ありがとうございました!
次回は、4/11 エックス・ロックスで国立リバプールでお会いしましょう!



1/26

昨日は、川崎クラブチッタに、THE FLOWER KINGSのライブを観に行ってきました。

フラキンは自分にとっては何を置いても行きたい、特別なバンドのひとつです。
僕が熱心にプログレを聴き始めたのが1992年くらい。
スウェーデンのANGLAGARDを聴き、KAIPAを知り、北欧プログレの素晴らしさに目覚め、1994年になるとカイパのギタリスト、ロイネ・ストルトが「ザ・フラワー・キング」というソロアルバムを発表し、その素晴らしさにいたく感動。そこから、バンドとしてのTHE FLOWER KINGSが誕生するのを、リアルタイムで聴いてきた思い入れあるバンドなのです。

土曜は電車が遅れたせいで、会場に入れたのは開演ぎりぎりでした。
会場の前で見知らぬ方から「とうせいさんですか?」と声をかけられましたが、慌てていたので挨拶が適当ですみませんでした。笑
席に着くとほどなくして開演。前回からシンセとドラムが変わりましたが、自分にとっては、ロイネ・ストルトのギターが堪能できれば満足ですわ。
デビュー25周年の来日ということで、新作からのナンバーに加えて、「レトロポリス」「STARDUST WE ARE」「UNFOLD THE FUTURE」「THE RAIN MAKER」など過去の楽曲もたくさんやってくれて、とても楽しめました。
とくに「レインメーカー」は個人的には最高作というほど好きなので、その冒頭を飾るナンバー“Last Minute on Earth”には感動しました。

ロイネは、相変わらず飄々として、60代とは思えない若々しさ。優雅にして自然体、その円熟のギタープレイに酔いしれました。個人的には、スティーヴ・ハケットと並ぶほど好きなギタリストですね。
ロックスター然とした風貌のハッセ・フレベリは情熱的な歌声を聴かせ、ヨナス・レインゴールドのベースは存在感抜群で、MCでのとぼけた日本語も笑いを誘っていました。
新しいドラムは、パワフルでちょっとメタル感触があって、手数が多い所は少しうるさいかなと思いました。ヨナスのベースが低音が大きいので、ドラムまで大きな音だと部分的にロイネのギターが引っ込んでしまうんですよね。シンセは可もなく不可もなくという感じで、遊び心のあったトマス・ボディーンに比べると楽曲に忠実な感じですかね。

アンコールでのビートルズ“Hey Jude”のカヴァーまで、2時間半におよぶ、フラキンワールドを堪能しました。メンバーが変わっても、その優雅なサウンドと世界観は不変。本当は2日間行きたかったんですが、チケット代が1.2万円もするので。涙
1999年の初来日は行けなかったのですが、それからは毎回行ってます。次回も楽しみにしています。

*THE FLOWER KINGS特集ページこちら


1/6

地元の氷川神社に初詣に行ってきました。
三が日はとても混雑していて行けない我が大社よ。多くの人々の願いを飲み込み、数千年の歴史を刻む。


須佐之男さま、2020年もこの日本と緑川とうせいをよろしくお願いいたします。
おみくじは「吉」でした。


「人を善き道に導く兆なり。その名は広く世の中に聞こえて行く末は繁盛すべし。何事も先へ進むことにあやまちなし」
メタルとプログレとともに前進あるのみですな!



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