最近のこと 2014年度
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12/31
己の文章でこの一年を振り返るのが、文章書きの務め…ということで、
今年も恒例の晦日の長文日記。
いやー、早かった。
毎年同じことを言っている気もするけど、だってホントに早かったよ。
自分の中ではそろそろ11月に差し掛かるかな…くらいの感覚でいたら、
アレ…もう大晦日ですよ。2015年ですよ。うは!
思えば、1989年にエックスの「Blue Blood」でメタルに目覚めてから、25年もたっちゃったなんて。
あの日から、いったいいままでに何千枚のCDを(もしかして万超えてる?)聴いてきたかと思うと、にわかに気が遠くなる思い。
たくさんのバンドもやったし、たくさんの出会いやすれ違いや消滅を通り抜けてきて、いまここに立っている。
それらをゆっくり振り返る暇もない、受け取る情報に溢れ、どうでもいい情報にも溢れ、時間の中を溺れるように流されて生きている我々。
1年ごとにこうして、なにが起きていたのかを振り返らないことには、気づいたら恐ろしく遠くまで流されてしまっていて、
いまさら振り返ると色を失った時間の遠さに唖然とするしかない…という現代ですから。
スマホや携帯端末の急速な普及もあって、我々は常に他者との関わりを意識し、
画面上の記号的やりたりに慰めを見出すことを、たいして疑問を抱かずに享受している。
どこへ行っても、つぶやきやイイネやレスが気になったり、メッセやレスの受信音に怯え、
あるいは心待ちにし、かといってなにも来ないと寂しがる、
いわば自己愛的な他者関係の敷衍を、無意識のうちにどこまでも求めている。
独りでいること、独りで考えること、独りで悩むことを知らぬ間に放棄し、他人の言葉を当てにし、
心にもない賞賛に満足し、ときにそれを疑いながらも、なんとなく喜んで受け止めてしまう。
道具は我々を賢くし、そして弱くし、クリックひとつで可能な気楽なつながりは、より多くの人々を巻き込んで、
新たな流行や新たな発見を増幅し、有無を言わさず世界中に広めてゆく。
瞬間的なネットワーク、その良い面、悪い面ともに受け入れながら、
これからも我々はそれを手放すことなく、なんとか付き合ってゆくのだろう。
新たな刺激、新鮮な情報、新たなつながりに、一瞬心躍らせながら、
数分後にはそれに飽き、また次の言葉を欲して、次のイイネを求めて、ときおりムカついたり、面倒だと思いながらも、
それでも明日も同じようにまた楽しみ、利用し、拡散し、自己発信しつづけてゆくのだろう。
情報化された個人個人の存在(アイコン)を画面上に感じることで、ひとときのつながりの安堵を覚えながら。
というワケで、さて、
2014年も色々なことがありましたな。
STAP細胞やゴーストライター騒動、野々村氏の号泣会見、脱法ハーブによる事故の多発など、世間を騒がせたニュースたち。
4月には消費税8%にアップ…来年はいよいよ10%時代がやってくるのか。
世界を恐怖に陥れたエボラ出血熱、イスラム国の台頭などは、今年だけでなく来年以降の世界情勢にも影響を与えるでしょう。
韓国ではセウォル号が沈没、多数の犠牲者が出て、船会社や当局の対応のまずさが露呈、
いまだ見つからぬ墜落したマレーシア航空の旅客機…7月にウクライナで撃墜されたのもこの会社の旅客機…悲惨すぎる!
世界で起こったニュースで、自分に関係のないものなどひとつもない。
身近なところではデング熱も騒がれましたな。新宿御苑も一時閉園されたし、庭園好きとしては、来年は発生しないで欲しいですわ。
広島の土砂災害や御嶽山の噴火では多数の犠牲者が出ました。犠牲者のご冥福を祈るとともに、
自然災害の脅威の前に、我々は大地の上に生かされた小さな存在なのだとあらためて感じさせられました。
スポーツでは、ソチ五輪での、真央ちゃんの感動の演技や羽生くんの活躍から、
田中マーくんのヤンキース移籍…大活躍からの肘の故障(来年に期待!)
6月のブラジルワールドカップに熱狂したのも半年前のことなのに、もうずいぶん昔のように感じるな。
そしてテニスの錦織くんの覚醒ぶりは凄かった、松岡修造の熱い人気も上がる上がる!
Jリーグではガンバが三冠達成。浦和は優勝を逃すし大宮は降格と…さいたま市民的には涙でした。
自分自身のイベントとしては、やはりメタルとプログレに囲まれた1年でした。
1月…ライオット・マノウォー・ジューダス セッションを開催。
はからずも、マーク・リアリの命日の翌日ということで、思いを込めてライオットのドラムを叩きました。
3月…川崎クラブチッタへ「ジャパニーズ・プログレッシヴ・ロックフェス」を見に行ってきました。
JAP'sプログレのレジェンドたち…ノヴェラや新月、ムーンダンサーが観られて最高でしたわ。
5月…イタリアン・プログレを代表するバンド、PFM…プレミアータ・フォルネリア・マルコーニの来日公演へ。やはりプログレは素晴らしい。
7月…闇の皇帝…エンペラーの来日!
1st「In the Nightside Eclipse」20周年記念ということで、アルバム全曲を演奏。念願がかないました!
そして、我が地元にDisk Unionが開店。毎日のように行ってます!
8月末には79-99 メタルセッション (1979年〜1999年までのメタル作品セッション)開催! エンペラーのブラストでヘロヘロ。
9月…ZIGGYコピーバンド、KOOL LIPSのファーストライブ!国立リバプールが熱きジギー愛に包まれたよ!来年もやるぜ!
10月…MANOWAR来日!ラウドパークの振り替え公演的な来日でしたが、むしろ単独で観られてサイコーでした。マノウォーはやっぱすげえ!
11月、12月はバンドで8回もスタジオ入ったよ。いやー、今年はバンドリア充でした。
しかし、来年から3つめのオリジナルバンドがスタートしそうなので、2つのコピバンと合わせて、5つ掛け持ち。
毎週練習は必至…というさらなるバンリア充がオレを待つ!が、頑張るべ。
来年はまた新たな風が吹きそうな気がする。その風の吹く方へ勇敢に進みましょう。
タンパク質たっぷり、炭水化物はほどほどに、適度に身体を鍛えつつ、ときにのんびりリラックスして、
なにより健康的に過ごしてゆきたいと思います。
むろんメタルとプログレとともに。小説も書く!
今年もありがとうございました。
ではよいお年を〜!
12/6
ふらりと新宿御苑を散策して、冬枯れの庭園を楽しんでまいりました。
黄金色の地面
落ち葉とともに土に帰るチョウ
枯葉を踏む感触と涼やかな空気に癒されました♪
10/31
マノウォーのライブに行ってきました!
このバンドのライブを生で見るのは念願のひとつでした。
ラウドパークの出演キャンセルによって単独ライブが実験したわけですが、
平日にも関わらず会場は満員。マノウォーをシャツ着た連中も多く
開演前から「ヘイル・アンド・キル」コールなども起きて熱気むんむん。
そしていよいよステージが開幕
のっけから、MANOWAR〜Blood of My Enemies の流れは鳥肌もん。サビ全部歌ったよ。
ストロングウインド、マジックミスト、トゥ、アスガルド、ヴァルキュリーフライ♪
Kill with Power(ダーイダーイ!)、Sign of the Hammerといった往年の曲はやはり盛り上がるし、
「KIngs of Metal」からはほぼ全曲やってくれましたね。
亡くなった仲間たちに捧げるようなHeart of Steelにほろりとし、
念願だったHail and Killでは会場一体となって「ヘイル・アンド・キル」を叫べて嬉しかった。
そして語りからの“Bloos of the Kings”では、世界各国の国名を連呼する部分があるんだけど、
そこにしっかりと日本も入れてくれていて嬉しかったですね。
ジョーイ・ディマイオ閣下の日本語のMCも面白く、また感動的だった。
そして、エリック・アダムスはまさしく世界最強のメタルシンガー!
音のデカさやステージング、照明も含めて、世界最高峰のバンドたる迫力に包まれていました。
まさにマノウォーというジャンルのエンターテイメントを堪能した感じですね♪
世界中の人々がこのバンドに熱狂する理由があらためて分かった気がします。
人々を巻き込む熱きエピックなパワー、そしてこのバンドが持つファンに対する敬愛、
真摯に、そして力強く、非日常的なサウンドをぶつけてくる、そのプロフェッショナリズム。
世界を救うのはマノウォー教しかないんじゃないかとすら思い始めました。
素晴らしい時間をありがとう、マノウォー!
ヘイル・アンド・キル!
9/21
ZIGGYコピーバンド、KOOL LIPSファーストライブ in 国立リバプール
無事終了しました!
いやー、楽しかった。初期ジギーの名曲オンリーのセットリストで
満員のお客さんにも大いに盛り上がっていただきましたよ。
おかげでなんと、ライブ代タダ、その上ギャラ(飲み代)まで出るなんて最高すぎる!
ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。
以下セットリスト
それゆけ ! R&R BAND
I'M GETTIN' BLUE
HOW
6月はRAINY BLUES
TOKYO CITY NIGHT
Sing My Song
GLORIA
アンコール
DON'T STOP BELIEVING
I'M JUST A ROCK'N ROLLER
メロディアスでキャッチーでちょっぴり哀愁ただよう…やっぱりジギーは最高ですわ。
最高のジギー愛に溢れたメンバーが集ったこのバンド、次回もぶちかますよ!
また、一緒にグロリア歌おうぜ!
7/19
先日7/17はエンペラーの来日公演に行ってきました!
闇の皇帝20年目の来日!ついにこの日が来た!
イーサーンの単独は去年見ていたんですが、まさかエンペラーが本当に見られるなんて。
1st「In the Nightside Eclipse」20周年記念ということで、アルバム全曲を演奏。
観客の盛り上がりもすごいです。チケットはソールドアウトで、
まさに関東のブラックメタラー達が集結したのです。
いやー、スゴかった!
タリムのブラストも生で聴けたし、シンセのエイナー氏のハッチャけなノリも楽しかったし、
サモスの案外渋いギタートーンに、イーサーンの存在感ある歌声で、
まさに皇帝と呼ぶに相応しい圧巻の演奏を聴かせてもらいました。生きててよかった。
イーサーン先生
じつはサモスは体調不良だったらしく、翌日の大阪公演は出られなかったそうですが、
この日は最後まで頑張っておられました。
願わくば、次回は2nd「Anthems to the Welkin at Dusk」20周年記念での来日希望!
オープニングアクトを務めたSIGHも良かった。
サイのライブを見たのはずっと前のクレイドルの前座以来だったんですが、
火や小道具を使ったシアトリカルなステージに、悪魔の妊婦姿のミカンニバルさんのインパクトは強烈でした!
日本が誇る、シアトリカル・アヴァンギャルドブラックメタル、
ライブ活動はしばらく休止するとのことですが、今後も応援したいですね!
5/31
昨日は、イタリアン・プログレを代表するバンド、PFM
プレミアータ・フォルネリア・マルコーニの来日公演に行ってまいりました!
TDC(東京ドーム・シティホール)は初めて行ったんだけど、とてもきれいなホールでした。
チケットは発売当日に買ったので、前から5列目!
ステージはすぐそこで、メンバーの表情まで見れてよかったです。
前回見たときは、たぶんまだ50代だったと思うけど、10年くらいの時は流れて、
見かけはずいぶんおじいちゃんになったなあという感じでしたが、
演奏が始まるとさすがにプログレ界でも指折りのテクニックをもつバンド、
対位法を取り入れた複雑な楽曲を、年期の入った表現力とともに巧みに再現してゆきます。
英語版アルバム「幻の映像」「甦る世界」の全曲を演奏してくれて、
そのどれもが名曲という…もう最高のステージでした♪
白髪で長髪のムッシーダは、12弦ギターやエレアコなどをせわしなく持ち替えつつ、
イタリアらしい素朴な叙情を描いてゆき、チョチョのドラムは前に観たとき同様、
ダイナミクスに富んだ躍動的なグルーブで素晴らしかったし、ときにヴォーカルもこなし、
お客をあおり、演劇的なバントマイムなども含めて、そのエンターテイナーぶりを発揮していました。
後半は「チョコレート・キングス」や、ファブリツィオ・デ・アンドレの楽曲、
そしてアンコールでは、最新作「イン・クラシック」から“ロミオとジュリエット”、
そしてラストは“ウィリアムテル序曲”という流れで、じつに濃密な二時間半でした。
プログレ最高のバンドというだけでなく、芸術音楽としてのロック界最高のバンドであるかれらの姿を、
しっかりとこの目に焼き付けてまいりました。次があることをきっと祈りつつ。
翌日(今日)のイタリア語アルバムDayも行きたかったです…涙
5/5
ASIA METAL FES in 吉祥寺 に行ってまいりました。
マスタープランをはじめ、なにげにキャリア20年のゴシックメタル、ラクリマス・プロファンデーレ、
韓国のデス/ブラックメタル、オーディンや日本のエンシェント・ミスなど…
ジャンルおかまいなしの濃密系イベント。ある意味、いろいろなバンドが見られてお得でしたわ。
しかし、どうもこのライブイベント自体の認知度低かったみたいで、日曜なのに客の入りは4割くらいという。
これでいいのか…というくらい酸素の満ち足りたイベントで、見る側としてはしごく快適でした。笑
ダークムーアのときは死ぬかと思いましたから…これだけ酸素があればトータル6時間超の長丁場にも耐えられたのです。
1バンドめは、日本代表のANCIENT MYTH
たぶんメンバーが変わってから初めてみたのかな。…いや、ダーク・ムーアのときも同じでしたっけ?
トッブバッターということで、お客の入りはまだまだでしたが、
いつも以上に妖艶なMichal嬢の衣装も含めて、華やかなステージを見せてくれました。
2バンドめは、日本のSeventh Son
バンド名からして、メイデンタイプかなと思いきや、むしろジューダスでした。
見た目のインパクトもあるスキンヘッドのヴォーカルさんのハイトーンで聴かせる正統派のスタイルに、
知的な展開力も含ませた、今後も期待のバンドさんですね。
3バンドめは、韓国のOATHEAN
90年代から活動するベテランですが見るのは初めて。ギター&ヴォーカルさんの落ち武者のような迫力ある出で立ちに、
ドリスばりに可愛いベースのおねえさん、そして抜群に上手いドラムさんが描き出す、
激しくもドラマティックなメロディックデス/ブラックメタルサウンドに惹きつけられました。
ぜひ日本のSighなどと対バンして欲しいですね! アルバムレビューはこちら
4バンドめは、ドイツのLACRIMAS PROFUNDERE
なにげにベテランのゴシックメタルバンド。こんなバンドが来日するなんて。
貴重なものを見せてもらいました。HIMやENTWINEなどにも通じる倦怠系のメランコリックゴシックで、
ヴォーカルさんのアンニュイな雰囲気も含めてとてもいい感じでした。
自分はけっして声を張り上げず淡々と歌うスタイルなのに、お客にマイクを向けて「シャウト!」と強要するのも面白かったし、
演奏自体もさすがベテランというような一体感で、メロウな世界観を描いておりました。
轟音ばかりのバンドだと疲れるのでまったりと楽しめてよかったです。
1stが出たのは1995年で、2008年の8thアルバムまではチェックしていたんですが、
その後も2枚出ているようです。アルバムレビューはこちら
5バンドめはEmergency Gate
ショルダーシンセ奏者にツインギターを含む6人編成で、メロデス…というよりはメタルコアですね。
屈強なヴォーカルさんも含めて、見た目にも暑苦しいバンドでした。
デカいドイツ人がずらりと6人も並ぶと濃厚ですね。匂い立つようなゲルマン人どもというか。
上半身裸のマッチョなドラマーさんがすごかった。叩くたびに胸筋がぷるぷると揺れるんですよ。とてもマネはできない。笑
曲の方は2曲も聴けばもういいや…という感じなんですが、演奏はカッチリしていて上手かったです。
6バンドめはMasterplan
ローランド・グラポウというと、やはり元HELLOWEENというイメージが強いのですが、
そのハロウィンファミリーの一人をこんなに間近でみられて嬉しかったです。いっぱい写真撮っちゃった。
ヴォーカルは現AT VANCE、ベースは元STRATOVARIUS、ドラムは現CRADLE of FILTHという、
なにげに豪華なメンバーですよ。ローランドは顔からして生真面目なのかと思っていたら、
けっこう愉快な人で、ジョークをまじえたり、Voのリック・アルツィとじゃれあったりして、とても楽しそうでした。
曲の方はやはり1stの“ヒーローズ”のようなハロウィンぽい曲が一番楽しめました。
アンコールがあるかと思いきや、お客が多くないので、そのコールも止まってしまい、そのままお開きという流れがちと切なかった…
ともかく、チケット代が格安に思えるような濃厚なイベントでした。
酸素もたっぷりで優雅にライブ鑑賞できたのがありがたかったですね。
写真も撮り放題だったし、こういう気軽なメタルフェスならまた行きたいです♪
3/30
昨日は、川崎クラブチッタへ「ジャパニーズ・プログレッシヴ・ロックフェス」を見に行ってきました。
いやー、すごかった。濃密だった…そして尻と首が痛い痛い。
新月とノヴェラが見られるとあっては、こりゃ行かねばなるまいてと、楽しみにしておりました。
会場に着くと、やや年齢層が高めのジャパグレ世代の人々が続々と集っておりました。
ワタクシの座席は前から5列め。ステージまで5mほどで、バンドメンバーの表情も分かる最高の場所だぜよ。
1バンドめは、ムーン・ダーンサー
のっけから厚見玲衣さんですよ。オルガンにメロトロン、3台のムーグが並んだ様は、
今回参加した名だたるシンセ奏者の中でも、アナログ・キーボードヲタクぶりはナンバー1でしょう。
キャッチーなプログレハードサウンドに、厚見さんのシンセワークと甘い歌声が心地よかった。
あとはドラムの彎曲したタムのシェルが印象的でした。
かつて高額取引されていた貴重なアルバムも復刻再販されるそうです。
2バンドめは、ステラ・リー・ジョーンズ
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初めて見るバンドでしたが、ピアノにヴァイオリン、パーカッション、アコーディオン奏者もいる編成で、
民俗色のある優雅なサウンドは、アストゥーリウスなどにも通じる感じでした。
変拍子まくりのアンサンブルで、メンバーさんの実力もかなりのものですな。
3バンドめは、ユカ・アンド・クロノシップ
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女性シンセ奏者、船越由佳さんとプロデューサーで作詞家の田口俊氏を中心としたバンドで、
インストをメインにした雄大なプログレサウンド。ドラムさんはパワフルで上手かったし、
カッチリとしたアンサンブルはメジャー級の完成度でした。いわゆるジャパグレ的なクサさは希薄なので、
個人的にはもっと濃密な感じがあればさらによいなと思いました。
4バンドめは、新月
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いやー、ずっと見たかったんですよ。
1979年の唯一のアルバムは、日本プログレの金字塔というべき名作でしたから。
ヴォーカルの北山さんはおりませんが、演奏が始まればそこはもう新月の世界。
今回ヴォーカルにはノヴェラのアンジーさんと元ザバダックの上野洋子さんが参加。
花本さんの弾く幽玄なメロトロンや、津田さんのギターのメロウなトーンはじつに素晴らしく、
日本的なわびさびを感じさせる独特の世界観に引きこまれました。
「殺意への船出」では、スクリーンに映った海の映像と、ラジオを使ってノイズを奏でる、
ラジオ奏者さん(!)の波の音が絶妙にマッチして、シアトリカルな雰囲気に包まれました。
そして上野洋子さんが歌う「白唇」や「鬼」は、どこか妖しげな静謐感があって思わずぞくりとしましたよ。
元曲の「鬼」の動画はこちら。
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5バンドめは、センス・オブ・ワンダー
いやー、すごかった。これぞプロの中のプロという演奏ですね。
日本を代表するシンセ奏者である難波弘之さんは、今年還暦になられたということですが、
楽しいMCや、オルガンやムーグなどを弾きこなす姿、そして素晴らしい歌声にはまったく衰えはなし。
難波さんってこんなに歌が上手かったんですね!
あと、そうる透さんのドラムもすごかった。テリー・ボジオばりな要塞セットの中で、
パワフルに叩きまくる音の存在感は、ひとつ抜けていました。
まだ買っていなかった難波さんの新作もチェックせねば。
そして、最後はノヴェラ
今回オリジナルメンバーはアンジーさんと永川敏郎さんだけということで、
どうだろうと思っていたのですが、いやー良かった!
ライブ盤「フロム・ザ・ミスティック・ワールド」が大好きな私としては、1曲めから「ドント・ストップ」でもうウルウルですよ。
楽しそうにシンセを弾きまくる永川さんに、アンジーさんの変わらぬハイトーンヴォイス。「調べの森」や「ルナティック」、
「時の崖」など、楽曲そのものの持つパワーとロマンの香りにうっとりでした。
レアな「ナイトメア」も聴けたし、ラストの感動的な「黎明」まで、あっと言う間でした。
25周年のときも観に行きましたが、むしろ今回の方が音は良かったかも。またやってください!
こうして、気付けば6時間20分が経過していました…はぅ、じつに濃密なイベントでした。これで\9800は安すぎる!
座りっぱなしで尻が痛くて、首まで痛くなったのは初めてのことですわ。笑
ジャパグレサイコー!
1/28
先日は、高田馬場にて
ライオット・マノウォー・ジューダス セッションを開催しました。
はからずも、マーク・リアリの命日の翌日ということで、
思いを込めてライオットのドラムを叩いてきましたよ。
いやむしろ、思い込めすぎてリズム走りすぎて…スミマセンでした。笑
ジャーゾンベク先生の域にはまだまだ遠いようです。
マノウォーも速い曲は疲れたけど、楽しかった。
わざわざ仙台からMANOWARを弾く為に駆けつけてくれた方もいて、じつに熱かったです!
見よ!この真の男〜の戦士たちを!
以下セットリスト
じつに濃密な演奏曲で御座いました。
RIOT - Warrior
RIOT - Flight Of The Warrior
RIOT - Thundersteel
Judas Priest - Locked In
Judas Priest - Breaking the law
Judas Priest - You've Got Another Thing Comin'
Judas Priest - Living After Midnight
Judas Priest - Free Wheel Burning
MANOWAR - Thor (The Powerhead)
MANOWAR - The Power
Judas Priest - The Hellion / Electric Eye
Judas Priest - Victim Of Changes
Judas Priest - A Touch of Evil
Judas Priest - Painkiller
MANOWAR - Manowar
MANOWAR - Outlaw
MANOWAR - The Gods Made Heavy Metal
ご参加のみなさま、ありがとうございました!
次回はもっとライオットやりたいな♪
ていうか、やる!!