水晶剣伝説　�[
あとがき


おまたせしましたー!
水晶剣伝説第8話「ロサリート草原戦(前編)」をお届けします。

いやー、大変でした。
なにがって?そりゃ、アナタ…500年に、1000年に一度という大地震が起こり、
東北を中心に津波による大きな被害が出るわ、さらには原発事故による危機という、
かつてない未曽有の大災害がこの3月に起こりました。

当然ながら小説の方も執筆がストップ。
3/11以降、4月の頭くらいまではなかなか書けませんでしたねえ。
起こり続ける余震に恐々とし、テレビの緊急地震速報におびえ、
いまではだいぶ余震もおさまりつつあるようですが、
やはり震災後2週間くらいまでは、なにも手につかない感じでした。
そして原発事故の影響により、都心は電力不足に陥り、計画停電なるものが勃発、
暗闇の中でろうそくを灯して過ごすという、なかなかない経験もいたしたりと、
我々の日常というのは、いとも簡単に失われるものなのだなと、
停電により信号機が消えた町を歩きながら、しみじみと思ったりしました。
あらためて、日常でいられる幸せをかみしめつつ、執筆を再開っ!
こうして、ようやく本作が完成いたしたわけです。

今回はロサリート草原の戦いの前編ということで、いよいよ大陸最大の戦いが始まります。
物語もいよいよ佳境に、起承転結のまさしく「転」にさしかかったわけです。
大きな戦いの中、人々は傷つき、命を落とし、登場人物たちの運命も次々に変わってゆくでしょう。
個人的には、クリミナとロッドの絡みも気になってますが…あわれ、レークなにも知らず。笑
今回は久々にアレンも登場したし、一方の草原のレークは若い部下をもつことになったりと、
なかなか新鮮に描けた気がします。第一部の完結まで残すところあと2話。
これからいよいよ、怒濤の展開が待っていますよ。ワクワク。
後編はなるべく早く書きたいなと思っています。たぶん半年くらいで…

という感じで、震災後の復興の祈りとともに、
我々は己のできることをただ頑張ってゆくのみ。
私はまた物語をつむぎ続けるでしょう。

それではまた、
すべては、ときのながれのなかで

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　　　　　　　　　　　　　　　　　2011.4/28 緑川 とうせい






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