水晶剣伝説 W
あとがき


お、おおおお、お待たせしましたぁ〜!

水晶剣伝説第四話デスッ!

いやー…………長かっ…た。
まさか、これほど時間がかかってしまうとは。

今回の話を書くのにはこれまでに経験したことのない苦労をしました。
まずは、城、城壁、攻城兵器などについての資料集めから始まり、
それらを物語の中でどう登場させるか、その表現の仕方などを考え、
さらには、レークらが敵に包囲されている城にどうやって入り込むかに悩み、
細かな展開に悩み、悩みまた悩み…といった感じで、(^^;)
ほんと、序盤はよかったんですが、城周辺まできたらいっこうに書けなくなってしまって、
ときに自らの才能のなさを呪い、己の情けなさに憤慨しつつ、
苦しみ、悩みながら、少しずつ少しずつ、ほふく前進するように進んでゆき、
ようやく、ようやく最後が見えてきたという感じだったのです。

だもので、気付けば書き始めてから…丸々5ヶ月が過ぎておりました。ひぇっ。
こんなに長く苦しんで小説を書いたのは生まれて初めてでした。
しかし、ともかくもこうして完成にいたったのですから。今はただほっとしています。
有益な資料を提供してくださったM.Sさんには改めて感謝いたしますm(__)m

さて、今回の見所は、なんといっても城壁を挟んでの攻城戦です。
弓やクロスボウ、それに投石機などによる戦いというのは、
なかなかに想像しながら書くのが難しかったですが、上手く表現できていれば幸いです。

ちなみに作中に出てきた兵器は以下のようなものです

クロスボウ(弩)              弩砲(アーバレスト) 


トレビシット(天秤式投石機)                スプーン式投石機  


破城槌(ラム)                 攻城塔  

おそらく、中世を舞台にしたシュミレーションゲームなどには上記のような兵器が登場するのでしょうが、
なかなか小説中で使うのはマニアックかなと思いつつも、なるたけ自然な感じで描写するよう心がけました。
城壁の戦い…というのは中世ものやファンタジー映画などでも見ますが、やはり男のロマンですなぁ。
戦士達の絶叫、飛び交う矢と、迫り来る攻城塔…城壁の向こうに暮れなずむ夕日。
そうした、戦いの勇ましさと哀愁などを感じてもらえたら、書いた甲斐があるというものです。

さて、しかしながらこの物語は一区切りついたわけではなく、
城をめぐっての戦いは次回まで持ち越されております。すんません(^^;)
今度はなるべく早いところ続きを書きたいと(本当に)思っております。
ぜひぜひ、読まれたご感想とともに、叱咤激励のお言葉などをいただければと思います。

それでは、また物語の中でお会いしましょう。

そして、
すべてはときの流れのなかで

                        2007.5.30 緑川 とうせい


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