ミミーの魔女占い
あとがき




お読みいただきありがとうございます!

いやー、完成しました。
この作品は、じつは去年の冬から書きはじめたのですが、
その間いろいろとあって、一時期は小説も書けなくなっていたので、
我ながらどうなることかと思いましたが、なんとかこうして完成いたしました。ほっ。

これは魔女見習いのミミーが、村での修行の中で人々と関わり、
ときに思い悩みながらも健気に頑張ってゆき、
魔女として少しずつ成長してゆくというお話ですが、
はっきり言って、書くのが大変でした。

なぜって、だってあまりドラマティックな場面や戦いや冒険もなく、
過ぎてゆく日常の中でのちょっとした出来事がメインなもので、
次になにが起きるのか、作者の自分にもよく分からなかったのです。
はい、大まかなプロットは立てていましたが、細かな部分はすべて行き当たりばったり(笑)
なので、ミミーと一緒に過ごすような感じで、次はどうしよ、こうしよと、
思い悩みながら少しずつ書いてゆきました。これはそんな物語です。

後半になると、途中から少し話のペースが上がって、
パステットの変身や、ウルスラが登場したりして、お城に行くあたりからは、
なかなか転がるようにお話が進めたかなと思っています。

とくにデュールのあのシーンは、書きたかった場面のひとつです。
人は本当の友情や愛、そして悲しみを知って、大人になるのですね。
ミミーはこれからきっと、よい占い魔女になってゆくでしょう。

ちなみに、後半では調子にのっていろいろとプログレネタを出してしまいました(笑)
「楽園へ向かうデュール」もそうですが、ポボルにフローリアン、レナーテといった名前は、
ジャーマンプログレのバンドやアーティストの名前からとりましたし、
極めつけはタンジェリン・ドリーム(笑)…いやー、すみません。分からなくてけっこう。

そんなこんなで、
ともかく魔女ミミーのお話を無事書きおえることができて嬉しいです。
読んでいただけて嬉しいですし、感想などいただければもっと嬉しい(笑)
あ、ご感想のメールはこちらによろしく



                2008.8.16  緑川 とうせい


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