あとがき


小説「バスドラハート」読んでいただきありがとうございますm(__)m
この作品は、私が学生の頃マンガで描いたものを、10年ほど前に小説に書き起こしたものです。

発表することなくしばらく封印しておりましたが、最近になってふと読み返してみたら、
「お、けっこう面白いじゃないの」と思いまして(笑)
思い立ってサイトの方に掲載することにしました。

↑昔描いたイラスト

しかし、なにしろネットも携帯もない時代に書いたものですから、
けっこう古くさい描写や用語などもありまして、
たとえば、「たまごっち」「ポケベル」「PHS」など…
今では死語になりつつあるものは、なるべく現代風に書き換えようと、
朝美にも今どきの女学生よろしく、携帯を持たせることにしたのです。

でも、いろいろと直したり、書き加えたりしながら、なかなか楽しかったですねえ。
当時は自分もオリジナルのバンドをばりばりやっていた頃で、
リョウやリアンやとうせい(爆)のセリフを読みながら、
若かりしロッカー時代を思い返したりいたしました。

いやー、バンドっていいなあ、ロックって、メタルっていいなあ
…などとあらためて思ったりして(笑)

そして、なんだかマジメな朝美の語る文章がときどきどうにも説教臭いのも、
受験生で予備校に通っていた私の経験や考えていたことが、そのまま出てしまっていて
読み返していて我ながらなかなか興味深かったです。

さてさて、この作品を読んでいただけて、
ロックやバンド、自己表現やひたむきさ、自由の意味、
はみ出ることへの勇気、自分らしく生きること、
そんなことについて
少しでも考えていただけたなら、幸せです。

そうそう、あともしよかったら、バンドのその後を少々綴った日記風小説
「ヴァールハイト」も読んでみてくださいね。

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ではまた


                             2006.11.10 緑川 とうせい


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