続・騎士見習いの恋 あとがき
小説読んでいただき、ありがとうございましたー。
いやー、やっと完成しましたよ。
前作「騎士見習いの恋」を書いたのが確か2年ほど前…
この作品は、高見まこさんのラブコメ漫画「いとしのエリー」を読み返していたとき、
インスパイアされて書きたくなったものなんですが、
出来上がってみると、これがなかなか好評で、読んでいただいた方から素敵な感想や
「続編を書いてください」との声をメールなどでずいぶんいただきました。
イラストを書いてくれた方もおられました。
お美しいマリーン♪(ルルさんありがとー!)
そんなわけで、 自分の中でも二人の恋の物語はまだ終わっておらず
おぼろげに続編のイメージも頭の中にあったのです。
なので、こうしてようやく完結させることができて、今はとてもほっとしています。
最後まで読んでくれた方は、この後二人はどうなってゆくのかと気になることかと思います。
それは、みなさん一人一人ののご想像にまかせたいところなんですが、
作者として、ちょっとだけ二人の行く末を想像してみると…
マリーンは湖畔の城に住みながら子供を育て、リュシアンは騎士としての己の道をゆくことでしょう。
おそらく、二人が正式に結ばれることはないでしょうが…それが二人の選んだ恋の道です。
マリーンは生まれた子供を伯爵の跡継ぎとして育ててゆくことでしょう。
ときには、リュシアンも城を訪れ、子供の成長を内心で喜びながら、
しかし決して、それが自分の子だという秘密は人にもらさないでしょう。
でも、周りに誰もいないときには、リュシアンとマリーンは恋人になり、夫婦になり、
三人は家族としてのささやかな時間を過ごせることでしょう。
こういう、恋の形、愛の形もあるのだと、
悲しみと苦しみと、そして喜びの中で彼らは見つけたのでしょう。
それぞれの人生を交わらせ、ときに別々に生きながら、二人はこれからも成長してゆくはずです。
ときのながれとともに。
これでリュシアンとマリーンの恋の物語はおしまいです。
ご感想などありましたら、ぜひぜひメールにてお寄せください!
2006.10.13 緑川 とうせい
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